地域課題解決に向けた第一陣「鹿児島大学サポーター」を委嘱
[記事掲載日:21.01.26]
鹿児島大学サポーター委嘱式(オンライン)の様子
1月20日、鹿児島大学産学・地域共創センターで「鹿児島大学サポーター(以下「サポーター」)委嘱式」をオンライン開催し、県下5地域で「地域おこし協力隊員」として活動中の6名を、第一陣の「サポーター」として委嘱しました。
本サポーターは、同センターが、地域課題の収集力を強化し、本学の研究シーズや学生の参加を得ながら地域課題の解決へ導く地域貢献活動を加速するために創設した「サポーター」制度によるもので、この度、鹿児島県又は鹿児島県内市町村の職員、公設試験研究機関の職員、鹿児島県内市町村の地域おこし協力隊員のうち、当該所属機関から推薦のあった者やその他産学官連携の推進に協力する意欲を有する者の中から、同センター長が適格と認めた者に委嘱、今後、大学とネットワークを構築し、日常活動の中で気気づいた地域課題をセンターに報告する役割を担います。
本委嘱式終了後は、隊員が所属する市町村の産学連携担当等職員及びセンター教職員を交え、「鹿児島大学サポーター会議」をオンラインにて開催。初めに、同センター藤枝特任教授、田代特任研究員がセンターの地域課題収集活動報告並びにサポーター制度の概要と役割について説明、続いて、サポーターが地域おこし協力隊活動の現況や地域課題について発表しました。
また、参加者全員による意見交換では、センター教職員による課題に応じた学内研究シーズの提供や地域活性化に向けた大学との連携の方向性への提案が出されるなど、大変有意義なものとなりました。
鹿児島大学サポーター会議(オンライン)の様子
今後は、本学とサポーターとの連携及びサポーター同士の情報交換・連携推進のために、メーリングリストを活用し、4月以降は、センター教職員がサポーターそれぞれの活動の現場に赴き、個別に意見交換を行う予定です。
本学では、第一陣となった6名のサポーターとの連携を皮切りに、地域課題解決の実績を積み重ねながら、新たな地域のサポーターとの連携へとつなげ、地域貢献の輪を拡充していきます。
■第一陣となった鹿児島大学サポーター【氏名(所属自治体名・所属部署等)】
- 坂本 謙(出水市・シティセールス課)
- 小仲 貴宏(伊佐市・企画政策課)
- 江藤 裕一(曽於市・企画課地方創生推進室)
- 芝 光夫(西之表市・地域支援課)
- 磯村 愛子(与論町教育委員会事務局)
- 宮﨑 知美(与論町・総務企画課)
詳しくは産学・地域共創センターHPもご参照下さい。
※「地域おこし協力隊員」とは
地方自治体が都市地域からの移住者を「地域おこし協力隊員」として任命し、様々な地域協力活動を行いながらその地域への定住・定着を図る総務省の取組。