【理工学】生協中央食堂の混雑を見える化
[記事掲載日:21.05.21]
本学では、新型コロナウイルス感染症対策と学生サービスの向上などを目的に、鹿児島大学生協のご協力のもと、郡元キャンパス中央食堂に「食堂の混雑情報提供システム」を導入しました。
本システムは本学産学・地域共創センターに設置された「IoT実証ラボ」の一環として、理工学研究科熊澤典良准教授の研究室が開発したもの。食堂内に設置した4台のカメラから得られる画像情報をAI・IoT技術により数値化、出食カウンター、会計レジ、テーブル・座席の混雑状況を利用者のプライバシーを保護して可視化表示するシステム。スタッフは事務所内に設置されたモニターを見て、人の配置など先回りした対策を取ることが出来、また、二酸化炭素濃度が基準を超えるとアラートが鳴り、換気を促す仕様となっております。ここで得られたデータは「食堂の混雑情報」として、生協のホームページに掲載、本日の混雑状況と予想がリアルタイムで更新され、学生等利用者は混雑を避けた利用ができます。
今回の開発に携わった熊澤准教授研究室で理工学研究科修士2年の吉野陽さんは、「コロナ禍のいま、多くの人に見てもらい役立つよう改良を重ねたい」と語りました。
今後、九州内の他大学の生協や、外部の飲食店などへの活用も期待されます。
◆食堂の混雑状況はこちら
(モニターの様子)
(可視化され提供される混雑を示すデータ)
開発したシステムについて語る吉野さん(左)と熊澤准教授(右)
「多くの人に見てもらいたい」と吉野さん
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