カイコを利用した新型コロナウイルスに対するワクチン開発について

[記事掲載日：22.03.29]

　農学部食料生命科学科食品化学研究室の里 圭太さん(農林水産学研究科2年）、宮田 健准教授らの研究グループは、九州大学農学研究院・薬学研究院、長崎大学熱帯医学研究所、KAICO株式会社、株式会社ユーグレナとの共同研究により、カイコ発現系を利用して新型コロナウイルスに対するワクチン開発に重要な表層スパイクタンパク質の作出に成功し、免疫賦活物質との併用でウイルス中和能を誘導できることを明らかにしました。
　今後さらに研究を進めることで、より効果的なワクチン開発につながることが期待されます。
　この研究成果は、スイスの学術雑誌「Frontiers in immunology」に掲載されました。

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※詳細は以下のURLに記載されています。
■株式会社ユーグレナ様
■KAICO株式会社様

【タイトル】
Optimization of SARS-CoV-2 Spike Protein Expression in the Silkworm and Induction of Efficient Protective Immunity by Inoculation With Alum Adjuvants
【掲載誌】
Frontiers in immunology
【DOI】
10.3389/fimmu.2021.803647