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第8回かごしまTechミーティングを開催

[記事掲載日:23.01.20]

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 南九州・南西諸島域イノベーションセンターは、1月19日、かごしまTechミーティングを鹿児島市と共に開催しました。同ミーティングは、大学が持つ先端技術を知ってもらう、産学連携のきっかけづくりのためのオープンな場を目指すものです。第8回となる今回は、医学部保健学科の宮田 昌明教授をゲストスピーカーに迎え、「温泉の医学的効用とヘルスプロモーションへの応用」というテーマで開催しました。

 鹿児島県は、700カ所以上の源泉がある全国屈指の温泉王国です。宮田教授は、地域の観光資源である温泉の入浴や飲泉の効用、禁忌症などについて研究を進めています。温泉利用型健康増進施設の現状や活用方法などを分析し、新しい湯治の活用方法などを探ることで温泉の可能性は無限に広がります。同ミーティングでは、温泉をヘルスツーリズムの中心に据えた地域活性化や、温泉の世界無形文化遺産登録へ向けた活動について講演しました。

 当日は、健康施設や温泉施設業、旅館業、金融、情報サービス、コンサル業等、健康に関心をお持ちの多種多様な企業様8社にご参加いただきました。温泉の効能や医療、健康増進施設とのコラボについての質問、湯治型メディカルツーリズムに関しての提案等、活発な意見交換が出来、有意義なミーティングとなりました。

 南九州・南西諸島域イノベーションセンターでは、地域に産学の出会いの場を創り、事業者と研究者をつなぐために、今後も研究シーズおよび研究者情報の提供や、交流の促進を図ることとしています。


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