【南九州C】医療系研究成果実用化セミナーを開催しました
[記事掲載日:23.02.28]
南九州・南西諸島域イノベーションセンター、医歯学総合研究科附属南九州先端医療開発センター、ヒトレトロウイルス学共同研究センターでは、ライフサイエンス分野の支援強化を掲げており、今年度はミニセミナーなどの支援を行っています。その一環として、この度、3センター共催で医療系研究成果実用化セミナーを開催いたしました。今回は、研究成果に基づく創薬により医薬品として実用化するための留意点や製薬会社との共同研究、バイオベンチャー設立の現状と課題克服のポイントについてご講演いただきました。
1月16日開催の第1回はオンライン形式で開催し、北海道大学病院臨床研究開発センター 杉田修 元教授に、医薬品を開発するために、薬効以外に考慮すべき要素をお示しいただき、それらに対し開発の初期段階から取り組むことにより実用化の可能性が高まることを具体的な事例をもとにご紹介いただきました。
2月16日開催の第2回では、対面とオンラインのハイブリッド形式で開催し、新生キャピタルパートナーズ株式会社 栗原哲也氏に、製薬企業と共同研究を行う際のポイントやバイオベンチャー設立のメリット・デメリットについて、よく問合せのある事例に基づき講演いただきました。
質疑応答では参加者との活発な意見交換が行われたほか、アンケートでも「開発事例の提示・解説は、非常に興味深かった」、「新しい知識を得ることができた」などの感想が多数寄せられました。
今後も、3センターで連携協力してセミナーや相談会などさまざまな取組を実施し、ライフサイエンス分野における支援を強化していくこととしております。
第2回講演会の様子