【水産学部】文化庁食文化「知の活用」振興事例に認定
[記事掲載日:23.03.27]
水産学部水産学科の大富 潤教授が取り組む「次世代の海を守り漁業後継者を確保するための、産学官による未利用深海魚を用いた食文化の創成」が、文化庁食文化「知の活用」振興事例に認定されました。
鹿児島の海は深海魚の宝庫でありながら、まだ認知度は低く海上投棄される未利用魚種も多いのが現状です。そこで大富教授は、産学官で「かごしま深海魚研究会」を設立して「うんまか深海魚」をブランド化し、新たなる魚食文化の創成を目指しています。洋上でおきている「もったいない」を解決し、漁業者のモチベーションと収入をアップすることは次世代の漁業者の確保につながります。この取り組みにより、「うんまか深海魚」の料理提供や販売を行う店舗数は着実に増加しています。
文化庁では、食文化に関する学術的な研究と食文化に関する現場が緊密に連携し、食文化の振興に向けた優れた取組を生み出していく社会を形成していくことを目指しています。顕彰委員会による審査の結果、大富教授の取り組みが優良事例の一つとして選定され、3月18日に表彰されました。
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