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第2期奄美環境文化教育プログラムの修了課題発表会及び修了式を挙行

[記事掲載日:23.03.31]

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 3月19日、高等教育研究開発センター・生涯学習部門ではオンラインにて、第2期奄美環境文化教育プログラムの修了課題発表会及び修了式を挙行しました。
 同プログラムは、奄美群島に在住、もしくは、移住予定の社会人を対象に、奄美群島の自然・歴史・文化を体系的に学び、地域資源を持続的に利活用するマインド・知識・スキルの獲得を目指す基幹プログラムとして、令和3年度よりスタートしたものです。本年度は、選考の結果10代から70代までの36名が受講し、オンライン講義と現地実習を交えた全66時間のプログラムが終了しました。

 修了課題発表会では、受講生28名が、5か月間のプログラムを通して学んだ奄美群島の各島々の個性や発見した価値について紹介し、それらを仕事や暮らしに生かす方向性や方法について発表しました。
 今期は、やむを得ず受講を辞退された方や天候不良のため現地実習に参加できなかった方などがいらっしゃり、修了証書を授与したのは22名です。修了式では、岩井 久副学長(企画・社会連携担当)から修了生22名一人ひとりに修了証書を授与しました。

 岩井副学長は挨拶の中で、「この5か月の間、新型コロナウイルス下の中でのオンライン講義と現地実習で多少のご不便もあったかと思うが、先ほど実施された成果報告を拝聴し、この受講が島々の魅力を再発見するきっかけになったものと確信した。このようなお声がたいへん多かったことは、本学にとって今後、更なる意欲を以ってプログラムを遂行していく原動力となる。」と述べました。
 続いて鹿児島県大島支庁長の新川 康枝様からは、「ご自身のお仕事等も持ちながら、約半年間の奄美群島の環境文化について学びを深められたことに敬意を表する。このプログラムを通して体系的に学ばれたことを、奄美群島の宝として再認識されたこと、その宝を受け継いでいきたいとう気持ちが伝わった。」と述べられました。

 第1期修了生の榮岳海様(喜界島)からは、「私たち社会人が一歩立ち止まって、自分や島の将来について、知識を得て学び、海を越えて議論をする大学の学び方が経験できる貴重なプログラムは、今後も継続してほしい。このプログラムの根底にある奄美の自立的発展につなげていけるように、今後も1期生、2期生で手を取り合っていけたらと考えている。」という言葉がありました。
 その後、修了生を代表して大保 由佳里さん(徳之島)、土岐 宏大さん(喜界島)から謝辞があり、日常の仕事や暮らしがある中で、全66時間の課題に取り組んだ大変さや、奄美群島5島での環境文化実習で、受講生同士が切磋琢磨することで、島を越えたつながりができたこと、受講生の仲間や家族、指導教員への感謝の言葉が述べられました。
 最後に、寺岡 行雄 高等教育研究開発センター・生涯学習部門長の閉会の挨拶をもって、終了式を締めくくりました。


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