トップページトピックス鹿児島大学と与論町、清水建設株式会社が連携協定を締結

鹿児島大学と与論町、清水建設株式会社が連携協定を締結

[記事掲載日:23.12.15]

  • topics-SDGs-17(パートナーシップで目標を達成しよう)

231205kyotei_1.jpg

左から井上取締役社長(オンライン)、山地副社長執行役員、田畑町長、佐野学長



与論町と清水建設株式会社との連携協定を締結
-地域課題の解決や新たな価値の創出に資する人財育成及び事業創出を目指す-

 鹿児島大学と与論町、清水建設株式会社は、12月5日に連携協定を締結しました。
 与論町役場で執り行われた締結式では、佐野輝学長と田畑克夫与論町長、井上和幸清水建設株式会社取締役社長(オンライン参加)による協定書への署名に続き、田畑町長が「急速に進む少子高齢化や生産年齢減少による働き手不足など大きな社会環境の変化の下で、鹿児島大学と清水建設株式会社の協力のもと、イノベーんちゅ創出事業を通じた人財育成を推進していきたい」と述べた後、井上清水建設株式会社取締役社長から「本協定に基づき、三者が様々な知恵を出し合い、地域課題の解決や新たな価値の創出に資する人財の育成と事業創出に関して協働し、ともに与論島の持続的成長に貢献していきたい」と挨拶がありました。
 続いて、佐野学長から「今回の協定締結を機に、与論町、清水建設と本学が力を合わせて、与論町の発展と活性化に貢献し、地域が誇りとする大学を目指したい」との決意が述べられました。

231205kyotei_2.jpg

署名の様子

thum231205kyotei_.jpg

与論町、清水建設、鹿児島大学関係者との記念撮影



 鹿児島大学は、与論町と平成26年度から5年間文部科学省「知(地)の拠点整備事業(COC)」における連携自治体としての連携協力など、様々な活動を行ってきました。また、南九州・南西諸島域イノベーションセンターでは、令和4年度の第1回イノベーんちゅアワードの審査委員を務めたことを契機に、令和5年1月から与論町と「地域産業創出人財育成プログラムの開発」に関する共同研究契約を締結し、地域課題解決人材の育成にも取り組んできました。
 本学と与論町の共同研究が始まった頃、清水建設株式会社においては鹿児島の離島地域における人財育成施策への支援を検討しており、本学が仲介役となり与論町を紹介、清水建設株式会社が鹿児島大学及び与論町の人財育成の取組に賛同いただいたことから、今般の三者協定の実現に至りました。

 今後三者が産学官連携協働による多様な視点や角度から与論町の地域課題をとらえ、それぞれの強みを活かし、新たな価値創出に資する人財育成及び事業の創出が、継続的に実現する「与論モデル」を構築し、与論町の持続可能な島づくりに取り組んで参ります。

amed_231205kyotei_3.jpg

イノべーんちゅ講座受講生向け 特別講話の様子
講師:清水建設株式会社 執行役員ビジネスイノベーション室長 アメッド モヒ氏



*与論町イノベーんちゅ創出事業 URL:https://www.innovenchu.org/youkou
 与論町在住の中高生と社会人を対象に課題解決型学習を実施し、地域課題の抽出及び課題解決に向けた各種取り組み等を通じて事業プランを作成することにより、今後の地域課題解決及び地域産業の創出等に資する人材を育成することを目的としている事業。
 イノベーんちゅとは、「イノベーション+ぴちゅ(人)」を合わせた造語。地域課題の解決や新たな価値の創出等により与論町にイノベーションを起こし、地域の活性化、発展に貢献する人材のこと。