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【病院】令和5年度 鹿児島大学病院災害対策訓練を実施

[記事掲載日:23.12.20]

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 鹿児島大学病院では、12月14日に令和5年度鹿児島大学病院災害対策訓練を実施しました。
 この訓練は災害発生時における院内体制の強化および問題点の把握・解決を目的に毎年行っているもので、今年度は必要な感染対策を講じ、4年ぶりに通常規模で実施し、病院職員(医師、看護師、薬剤師、医療技術職員、栄養士、事務職員)、模擬患者、ボランティア役の学生等、約400名が参加しました。
 「桜島が大規模噴火するとともに鹿児島湾直下を震源とする地震が発生」との災害想定の下、被災状況報告、外来患者の避難・誘導、多数傷病者の受入訓練を行いました。傷病者受入訓練には、体制の構築、円滑な救護の実施及び部門間の連携強化を目的として、医師、看護師、学生ボランティアが協力しながら取り組みました。災害対策本部では、指揮命令系統体制の確認、被災状況の情報収集や院内対応方針の検討などの訓練を行いました。
 また、情報伝達訓練として、外部機関である鹿児島県庁、基幹災害拠点病院である鹿児島市立病院、地域災害拠点病院である鹿児島赤十字病院及び学内医歯学総合研究科と電話連絡により、被災状況や負傷者受入等の情報共有体制を確認しました。
 訓練終了後には各エリアおよび全体で振り返りを行い、問題点や今後の課題を共有しました。今回の訓練結果を検証し、災害拠点病院としてさらに機能強化に努めていく予定です。



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外来患者対応訓練を行う模擬患者役の学生と事務職員



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トリアージエリアでの救護活動の様子



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傷病者を重症エリアへ搬送する様子



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トリアージタグ等を用いて救護活動を行う職員