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【図書館】鹿児島大学における論文のオープンアクセス化支援について

[記事掲載日:23.12.21]

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 鹿児島大学では、大学の研究成果のオープン化を進めるため、電子ジャーナル大手3社(Elsevier社、Wiley社、Springer Nature社)との契約を2024年から転換契約という新しい方式に変更します。転換契約では、論文をオープンアクセスとして出版する場合に、著者が個別にオープンアクセス論文掲載料(APC(Article Processing Charge))を支払うのではなく、大学としてオープンアクセスとして出版する権利(OA出版枠)を利用する事でオープンアクセス論文とできるものです。鹿児島大学としては、ある一定の条件(主にジャーナルの評価)を満たした場合に、著者がAPCを一切負担することなく、オープンアクセス論文として出版する支援を行います。
 オープンアクセス論文は、そうでない論文(従来の購読型で出版される論文)と比較して、被引用数が増えるという調査結果があり、鹿児島大学の研究成果の一層の普及が期待できます。なお、この転換契約は3年程度の試行として行うもので、その後はどのような契約になるかは未定です。
 詳しい条件や転換契約以外の支援については、学内向けページ「電子ジャーナルの転換契約によるOA支援について(附属図書館HP)」をご覧ください。
 論文のオープンアクセス化や研究データの公開・共有を含めたオープンサイエンス等は持続可能な開発目標(SDGs)の実現を加速する可能性があるものであり、鹿児島大学としては、今回のオープンアクセス化の支援等を通じ、鹿児島大学および日本の研究力強化、SDGsの推進に取組んでいきます。