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【稲盛】第12回 稲盛アカデミー公開シンポジウムを開催

[記事掲載日:25.01.14]

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 12月22日、稲盛会館において、第12回稲盛アカデミー公開シンポジウムを約120名の参加者を迎え開催しました。
 「稲盛和夫名誉アカデミー長との約束―稲盛アカデミー10年の軌跡―」と題した今回のシンポジウムでは、本学稲盛アカデミー長(前鹿児島大学副学長)の武隈晃が「ずっと、稲盛和夫」の演題で第1部の報告を致しました。
  武隈アカデミー長は初めて稲盛名誉アカデミー長にお目にかかった2016年2月、名誉アカデミー長にお示しした「鹿児島大学稲盛アカデミーの展望」の図を示しながら、どのようにして名誉アカデミー長との約束を実行して来たかについて、順次、紹介しました。
 特に武隈アカデミー長時代の実績としての「鹿児島大学・JAL・JAC提携 パイロット人財の育成【SKYCAMP】」について、また鹿児島大学共通教育における「稲盛フィロソフィ」の全学必修化実現までの道のりなどについて語りました。また『南日本新聞』に掲載された論説「ずっと、稲盛和夫」を紹介するとともに、これまで正に「フィロソフィ」を体現するように稲盛アカデミーの運営を担い、鬼籍に入られた牧原千尋特任教授、園田博昭特任専門員による多大の業績について深い感謝の念が示されました。
 第2部の前半では青山敦氏(立命館大学稲盛経営哲学研究センター長・鹿児島大学稲盛アカデミー客員教授)から「立命館大学稲盛経営哲学研究センターの稲盛経営哲学普遍性の研究」とのテーマでのご報告を頂いた後、粕谷昌志氏(元京セラ株式会社稲盛ライブラリー責任者・鹿児島大学稲盛アカデミー特任教授)から「ずっと、鹿児島大学」とのテーマでご報告頂きました。
 その後の第2部後半では武隈アカデミー長を座長にディスカッションを行いました。フロアからの切れ間のない質問も積極的に受け、それぞれ青山氏、粕谷氏はもとより、フロアからもお答え頂くなど盛況裡に終了時刻を迎えました。最後には武隈アカデミー長により、2016年9月の第4回シンポジウムにご登壇頂いた稲盛鹿児島大学名誉博士の(鹿児島大学最後の)講演動画が再生されました。
 今回は稲盛和夫名誉アカデミー長が一昨年にご逝去されて3度目の公開シンポジウムとなりました。また武隈アカデミー長時代の歩みを振り返り、退任の節目となる記念すべきシンポジウムとなりました。 

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(第1部 講演の様子)



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(第2部 ディスカッションの様子)



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(シンポジウム関係者による記念撮影)