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【医学部】2024年度鹿児島大学医学教育シンポジウムを開催

[記事掲載日:25.02.07]

  • topics-SDGs-03(すべての人に健康と福祉を)
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 医学部では1月30日、内部質保証の観点から教育プログラムを継続的に改良する取組みの一環として、本学が行っている教育内容を地域関係者に説明することを目的に「2024年度鹿児島大学医学教育シンポジウム」をハイブリッド形式で開催しました。本シンポジウムは2022年度に続き第2回目の開催となります。当日は、本学教職員、県内医療機関・NPO法人、一般市民などから60名を超える方々にご参加いただきました。

 開会の挨拶では、大脇 哲洋医学部長から同シンポジウムを開催する意義が述べられました。続いて、4名の教員による講演が行われました。
 特別講演では、横浜市立大学の稲森 正彦医学部医学教育学主任教授から「横浜市立大学医学部の入学者選抜について」と題して、医学部入学者選抜の実施概要、特色ある選抜方法や入学後の分析結果について講演いただきました。
 また、本学の講演では、下堂薗 恵医学部副学部長(教育担当)が「医学教育認証評価受審について」と題して、医学教育認証評価の認定制度が設けられた経緯、受審プロセスや本学が2巡目評価を受審した際の暫定評価結果を、中村 雅之医学部教務委員会医学科部会長が「臨床実習について~診療参加型教育の実践と課題~」と題して、診療参加型教育の実践とその課題について具体例を交えた状況を、横尾 英孝医歯学教育開発センター長が「改訂版医学教育モデル・コア・カリキュラム~コアカリナビで紐解く令和の維新~」と題して、医学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂により求められる実践的診療能力の変化や医学教育で役立つ指導法・評価法などを説明しました。

 次いで行われた意見交換では、大脇医学部長と下堂薗副学部長が座長を務め、本学部の実習・実技試験などで模擬患者役を演じていただいた経験のある一般の方から本学医学生に対して教育到達目標や臨床実習前の心構え等を意識付けさせる工夫について質問があり、中村医学部教務委員会医学科部会長から現状の課題やその改善に向けて教育改革を続けていくことの必要性が説明され、医学教育の更なる発展に向けた意見交換が行われました。

 最後に、橋口 照人医歯学総合研究科長から本シンポジウムの成果を今後の教育改革に活かし、社会が求める医師の養成に努める重要性が強調され、閉会の挨拶とともにシンポジウムは盛況のうちに終了しました。

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(開会の挨拶を述べる大脇医学部長)



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(稲森主任教授による特別講演)



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(閉会の挨拶を述べる橋口医歯学総合研究科長)



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(シンポジウム関係者による記念撮影)