【病院】令和7年度鹿児島大学病院災害対策訓練を実施しました
[記事掲載日:25.10.27]
10月23日に令和7年度鹿児島大学病院災害対策訓練を実施しました。
この訓練は災害発生時における院内体制の強化および問題点の把握・解決を目的に毎年、行っているものです。
今年度は、「業務時間内の桜島大規模噴火および地震発生」を想定の元、各部門での初動訓練、外来診療棟での多数傷病者受入訓練を実施し、病院職員(医師、看護師、薬剤師、医療技術職員、栄養士、事務職員)、模擬患者役の学生等、約300名が参加しました。
訓練開始後は、災害対策本部が速やかに設置され、院内外の被災状況の収集、対応方針の検討が行われました。その後、災害対策本部より指示を受けた傷病者対応部門の職員が、多数傷病者の受入のための体制の構築および救護を連携して実施しました。
また、情報伝達訓練として、外部機関である鹿児島県庁、基幹災害拠点病院である鹿児島市立病院、地域災害拠点病院である鹿児島赤十字病院及び学内医歯学総合研究科と電話連絡により、被災状況や負傷者受入等の情報共有体制を確認しました。
訓練終了後には各エリアおよび全体で振り返りを行い、問題点や解決方法を共有しました。今回の訓練をとおして、災害対策マニュアル等の改善を行い、災害拠点病院としての機能強化に努めます。
(被害状況の情報収集を行う災害対策本部)
(トリアージタグを元に治療を行う傷病エリア)
(重症エリアでの救護活動)
(各エリアにおける振り返り)