トップページトピックス2025鹿児島大学奄美群島拠点シンポジウム  -奄美群島の更なる発展に向けた地域連携と人財育成―を奄美市で開催

2025鹿児島大学奄美群島拠点シンポジウム  -奄美群島の更なる発展に向けた地域連携と人財育成―を奄美市で開催

[記事掲載日:25.11.04]

  • topics-SDGs-04(質の高い教育をみんなに)
  • topics-SDGs-08(働きがいも経済成長も)
  • topics-SDGs-09(産業と技術革新の基盤を作ろう)
  • topics-SDGs-11(住み続けられるまちづくりを)
  • topics-SDGs-14(海の豊かさを守ろう)
  • topics-SDGs-15(陸の豊かさも守ろう)

 10月25日(土)、奄美市のアマホームPLAZA(奄美市市民交流センター)マチナカホールとオンラインのハイブリッドにより2025鹿児島大学奄美群島拠点シンポジウム-奄美群島の更なる発展に向けた地域連携と人財育成―を開催しました。
 本シンポジウムは、奄美群島での本学の取組を広く知っていただくとともに、奄美群島の地域活性化について討議することを目的としており、一般、自治体・企業・学校・団体等の職員、高校生など対面とオンラインで約180名に参加いただきました。
 開会にあたり、井戸章雄学長から奄美群島で検討されてきた共同キャンパス構想と本学が令和8年度概算要求で申請した奄美サテライトキャンパス「TSUMUGU AMAMIキャンパス」構想を進める中で、地域にお住まいの皆様のお力もお借りして広い視野を持って自ら学び、成長する力を備えた未完成の大きな器を育成したいと挨拶がありました。
 続いて、松藤啓介鹿児島県大島支庁長(代読 谷本美恵子総務企画課長)、向美芳奄美市教育長から来賓挨拶をいただきました。
 
 午前の部は、「奄美群島における学術研究と産学官金連携の推進」をテーマに本学研究者2名による講演と、与論町と瀬戸内町での二つの取組を紹介しながら、産学官連携の推進により地域課題をどのように解決していくかについてパネルディスカッションが行われました。
 午後の部は、「奄美群島の未来を紡ぐ教育・人財育成」をテーマに4名の方からの講演が行われ、宮本篤理事(企画・社会連携担当)の講演では、南九州畜産獣医学拠点(SKLV)と中継で結び、次世代人材育成事業「かごしま未来創造Lab」で活動中の奄美群島からの参加者を含む子どもたちの様子が紹介されました。
 引き続き、奄美群島の未来に、本学を含めた高等教育機関がどのように関わっていけるのか・いくべきかを念頭におきながらパネルディスカッションが行われ、共同キャンパス構想にも触れつつ意見を交わしました。パネリストには本学法文学部の学生にも登壇していただきました。
 井戸学長からも地域密着型の実習ができることが奄美キャンパスの良いところであり、奄美の社会の中で大学生が生活し、高校生にも大学生の姿を見て交流していただきたい、また、将来的に奄美で活動する他大学の学生も含めた「共同キャンパス」にしたいとの思いが述べられました。会場からも多様な質問や感想が寄せられました。
 最後に、宮本理事からお礼とともに、いただいた意見を持ち帰ってこのビジョンが実現できるよう議論したいと挨拶がありシンポジウムを締めくくりました。

251025_amami_simpo01.JPG

(パネルディスカッションにおける井戸学長からのコメントの様子)

251025_amami_simpo02.JPG

(宮本理事の講演におけるSKLVとの中継)

251025_amami_simpo03.JPG

(パネルディスカッションの様子)