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昨年11月に鹿児島大学秋季オープンキャンパス2018を開催しました

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 2018年11月17日(土)午後に鹿児島大学郡元キャンパス内の稲盛会館をはじめとする各会場で、「鹿児島大学秋季オープンキャンパス2018」を開催しました。
 理系・文系それぞれの先生による生の講義を体感する「体験講義」や、郡元キャンパス内の各学部の施設を教職員や大学生が案内する「学部別キャンパス探検」、入試や大学進学などの疑問にお答えする「大学進学相談会」といった企画を実施するほか、今年は法文学部・工学部で学部独自の企画も行われました。
 各企画に県内外よりたくさんのお申し込みを頂き、また、当日も多くの方にお越しいただきまして、盛況のうちに終了いたしました。
 ご来場いただきました皆様方に、厚く御礼を申し上げます。

オープンキャンパス(体験講義)の模様

 「体験講義」では、理系・文系それぞれの先生が、大学で行う講義を高校生のみなさんにも分かりやすくアレンジして、授業を行いました。

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 まず前半の部では理系の体験講義が行われ、水産学部の小谷知也先生が「魚の赤ちゃんは何がお好き?~餌と感覚器の発達の関係~」というテーマで講義を行いました。
 はじめに、水産資源の保存のために魚の養殖が必要であること、この養殖には生物学をはじめとする様々な分野の知識・技術がなければならないことを説明しました。

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 養殖においては種苗生産(魚に卵を産ませてふ化させて育てること)が重要である一方、魚の赤ちゃんを育てることは難しく、「餌」がそのポイントとなっており、魚の赤ちゃんが餌をどのように感知し、選び取っているのかについて図やグラフを用いて解説がありました。
 講義はスマホアプリを通した先生と参加した皆さんのやり取りを交えつつ行われました。

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 後半の部では文系の体験講義として、教育学部の中島友樹先生が「得意も苦手も関係ない!楽しく上手くなる体育の授業づくり」というテーマで講義を行いました。
 講義は教育学部の学生の実演を交えつつ行われ、はじめに、体育の授業ではエビデンス・ベースの評価(科学的根拠に基づいた評価)が重要であり、その評価基準のそれぞれの段階が上手くなっていくためのステップとも一致するという説明が行われました。

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 それから、体育の授業は主体的に工夫を重ねつつ運動と関わることで、「創造的な学び」のできる人を育てていくものであり、そのために、運動の本質的な「楽しさ」を味わうことが大切であるとして、様々な競技を授業で扱う際の工夫を映像などを交えて紹介しました。

 各講義ともに、参加された皆さんが講師の先生と双方向にやり取りしつつ、講義を楽しむ姿が伺えました。この「体験講義」を通して、参加者の皆さんが大学での学びの面白さを体感し、大学で学ぶことへのイメージを少しでもふくらませていただけたなら幸いです。

その他の企画の模様

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 「学部別キャンパス探検」や「大学進学相談会」のほか、学部独自の企画についても多くの方が参加し、大変賑わいを見せました。施設を見学したり、大学の先生や学生から話を聞いたりすることで、大学での学びや生活の様子がよりリアルにイメージできるようになったのではないでしょうか。

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