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本学教職員を対象に平成30年度「入試改革研究会」を実施しました

 2019年3月15日(金)に本学教職員を対象に「入試改革研究会」を実施しました。
 本研究会では2021年度以降の入試改革の方向性検討へ向け、大学入試改革を精力的に進めておられる広島大学及び香川大学から講師を招聘し、改革の状況に関する情報提供をいただきました。

 広島大学入学センター長の杉原敏彦先生より、広島大学での入試改革の現状と今後の方向性についてご講演をいただきました。

 はじめに、広島大学におけるこれまでの入試改革の軌跡や、その根底にある考え方の紹介があり、その後、10年以上にわたってAO入試に取り組む中で培ってきた経験が現在の入試改革へつながっているとして、センター試験を課すAO入試の内容や入学者の状況について、詳細にお話をいただきました。

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 加えて、入試改革の現状として外部英語試験の利用に関する学内の検討過程等について紹介があると共に、今後の方向性として、大学入学共通テストへの対応や調査書等の出願書類の取り扱いの方向性などについて情報提供いただきました。

 続いて、香川大学アドミッションセンター長の真鍋芳樹先生より、香川大学での入試改革の現状と今後の方向性ついてご講演いただきました。

 はじめに、香川大学の状況や入学者選抜に関する中期目標の紹介があり、それに基づくアドミッションセンターの取り組み(入試改革フォーラムの開催等)についてお話がありました。その後、「学力の三要素」を多面的・総合的に評価するAO入試の導入にあたっての基本的な考え方や選抜内容についての解説をいただきました。

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 さらに、新入試への移行に対する検討過程や基本方針についての紹介があると共に、外部英語試験の利用方法や大学入学共通テストの取り扱い、調査書等の取り扱いに関する方向性について情報提供をいただきました。

 講演後の質疑応答では、受験生の主体性の評価を行う上で調査書等をどのように取り扱っていくべきか、特にその点数化の問題についての質問のほか、募集区分ごとの学生の入学後の状況や、大学進学時の学生の県外流出の課題に関する質問があり、各講師の先生方から回答をいただきました。

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 各大学の入試改革に関する取り組み、検討の状況などについて実情を含めた詳細な情報を学内関係者内で共有することで、本学の入試改革の今後の方向性を考えていく上での貴重な手がかりとなりました。

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