トップページトピックス:教育・学生法文学部の学生が鹿児島市へ政策提言を行いました

法文学部の学生が鹿児島市へ政策提言を行いました

[記事掲載日:16.04.18]

 法文学部総合科目「まちづくり論」の講義の一環として、法政策学科3年の宇都彩織さんと経済情報学科3年の若松香澄さんが、「天文館の活性化」について、4月11日午後2時から市街地まちづくり推進課において、パワーポイントを使って政策提言の内容を発表するとともに、職員の方々との意見交換を行いました。
 
 宇都さんは、観光のシンボルとなるモニュメントの設置、買い物客のためのコインロッカーの設置、休憩スペースの増設、年齢別に応じて対応できるコンシェルジュの観光案内所への配置、市電の深夜便など具体的な提案を行いました。
 若松さんは、まちの活性化に成功した高松市丸亀町商店街の例や観光地として集客に成功した玉造温泉(島根県)の例を挙げ、年代別、性別に対応したガイドマップの作成や若者に人気のあるブランドの誘致、地元の人と観光客が交わることができる施設の設置などの提案を行いました。また、天文館の活性化には事業者だけではなく、天文館に興味をもつ市民や学生たちの意見を積極的に取り入れ、また、その協力を求めることが必要であるとの提言も行いました。
 鹿児島市の担当者の方からは、 「今まで気づかなかった点も多く、若い世代の意見として、大変参考になった。今後は学生さんたちとの協力体制をつくりたい。これからも是非協力して下さい」との発言がありました。
 今後、2人の提言がどのような形で実現するか、皆さんもご注目ください。
  
(写真上:左から若松さん、宇都さん)
(写真下:記念撮影)
 
【まちづくり論の概要】
 平成26年度から開講されている「まちづくり論」は、平成19年度に締結された鹿児島大学と鹿児島市との包括連携協定に基づく協力の一環として開講されており、将来、公務員を目指す学生やまちづくりに興味をもつ学生が受講しています。
 この講義は観光政策、廃棄物減量政策、中心市街地活性化政策、医療政策など幅広い地域の政策課題について鹿児島市の担当職員が講義を行い、当該講義をもとに学生が議論します。講義の最終回には森博幸市長と学生が政策について、直接、議論を交わす機会も設けられています。こうした一連の講義で得た情報や知見をもとに、個々の学生が課題レポートを提出し、鹿児島市に対して政策提言を行います。
※今回は、創造性と具体性に優れた2人の政策提言について、鹿児島市から意見交換の要望があったものです。
 
 
 
 
 

matidukuri1.JPG

matidukuri2.JPG

matidukurigaiyou.jpg

PDF版はこちら