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連続セミナー「映画館の現在 ─コミュニティシネマとシネマコンプレックス─」を開催

[記事掲載日:16.10.19]

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 10月11日と18日、学術研究院法文教育学域法文学系(法文学部人文学科)中路武士研究室では、法文学部講義室において、連続セミナー「映画館の現在 ─コミュニティシネマとシネマコンプレックス─」を開催しました。両日とも、学生・教職員約80名が参加しました。
 10月11日は、黒岩美智子氏(一般社団法人鹿児島コミュニティシネマ代表理事/ガーデンズシネマ支配人)をお招きし、鹿児島におけるコミュニティシネマの活動やミニシアターの経営、地道なパブリシティの方法を中心に、映画によって人と人とをつなぐ仕事の醍醐味と難しさについてお話しいただきました。
 10月18日は、脇坂克己氏(有楽興行株式会社興行部長/前・鹿児島ミッテ10支配人)をお招きし、現在のシネマコンプレックスをめぐる経済的・産業的・技術的な諸状況、観客数の変遷、そして劇場による宣伝方法を解説していただきました。鹿児島の人々に映画館へと足を運んでもらうための様々な工夫と巧みな戦略に、参加者は熱心に耳を傾けていました。
 
 映像メディア環境が大きく変わっている今、コミュニティシネマ(ミニシアター)とシネマコンプレックス(複合型大型シアター)という2つの異なる観点から、鹿児島の映画文化について、映画館の仕事について、現場の声を通して学ぶという大変貴重なセミナーとなりました。司会・進行を務めた中路准教授は、社会と学生、大学と地域を有機的につないだメディア文化を育んでいくことを目指し、このような機会を提供しています。
 
(写真上:10/11講師の黒岩さん)
(写真中:10/18セミナーの様子)
(写真下:10/18講師の脇坂さん)