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連合農学研究科の学生が日本初記録となる大型アジ科魚類を発見。「ヨコヅナマルコバン」と命名

[19.07.26]

 
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Trachinotus anak ヨコヅナマルコバン(新称)
 
 
 総合研究博物館が行っている鹿児島県の魚類相調査の過程で、南さつま市笠沙町で発見された全長1mほどの大型アジが、国内初確認となる「トラキノータス・アナク」だったことが分かり、このほど、標準和名「ヨコヅナマルコバン」と命名されました。命名したのは連合農学研究科2年の和田 英敏さんです。大相撲ファンの和田さんが、その巨体と発達した背部の筋肉が横綱を連想させることにちなんで名付けました。
 
 
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「トラキノータス・アナク(和名ヨコヅナマルコバン)」の標本と和田さん


 

 この「トラキノータス・アナク」は、これまで台湾とオーストラリア北部近海でのみ記録されていた希少種。2018年11月、豊かな漁場として知られる笠沙沖で、定置網漁業を営む坂元 治さんによって採集されました。当初は、同様の希少種である「コガネマルコバン」と見られていたため、同じく定置網漁業を営む伊東 正英さんによって本村 浩之連合農学研究科教授(総合研究博物館長)の研究室に持ち込まれました。

 調査を開始した和田さんは、頭部の骨の形が異なること、舌に歯を持たないことなどの特徴から、この魚類が「トラキノータス・アナク」であることを突き止めました。2019年7月9日付で、日本魚類学会の刊行する魚類学雑誌に、和田さん、漁師の伊東さんおよび本村教授の共著で発表しました。

 「本村先生の後を追いかけられるのではないかと嬉しくなった」。トラキノータス・アナクであると突き止めたときの心境を、和田さんはそう語ります。20年ほど前、「コガネマルコバン」を命名したのは本村教授でした。また、自身の研究が学術的に認められれば笠沙のPRにも繋がるといい、「笠沙で漁師をしている皆さんに恩返しができるのであればとても光栄なことです」と話してくれました。

 
 
 
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研究室で魚類標本を計測する和田さん
 
 
 
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世界各国から学生が集まる連合農学研究科
本村研究室にもタイ、フィリピン、インドネシア等の学生が在籍しています
 
 
 

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約15万種の標本を保管する標本保管室
8月3日に開催される水産学部オープンキャンパスでは、これらの標本を多数展示します!

 

 

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