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第7回稲盛アカデミー公開シンポジウムを開催

[記事掲載日:20.01.18]

 12月13日、稲盛会館において、第7回稲盛アカデミー公開シンポジウム「京セラフィロソフィに学ぶ―企業は如何にして発展を遂げるのか―」が200名の参加者を迎え盛大に開催されました。
 
 「京セラフィロソフィに学ぶ―企業は如何にして発展を遂げるのか―」と題した今回のシンポジウムでは、昭和34年に稲盛和夫氏(現:京セラ株式会社名誉会長・鹿児島大学名誉博士)に誘われ、京都セラミック株式会社(現:京セラ株式会社)の創業に参画された伊藤謙介京セラ株式会社元会長をお招きし、「魂の転移―理念の継承―」の演題でご講演を頂きました。
 
 伊藤氏は京セラ創業の前史からお話しになり、創業直後の苦労から、京セラが大きく発展していくまでのお話をされました。この講演の中で伊藤氏は、フィロソフィの重要性、企業の発展・成長には数字などのように表から見える部分だけではなく、見えない部分(企業風土・文化)こそが重要であると語られました。
 
 第2部では伊藤氏を囲みながら、野元浩一郎氏(京セラ株式会社国分工場長)が座長となり、髙巖氏(麗澤大学大学院教授)、上原靖洋氏(盛和塾鹿児島塾生)、若松伸一氏(盛和塾鹿児島塾生)、粕谷昌志氏(京セラ株式会社研究出版課)、劉美玲稲盛アカデミー講師を登壇者としてパネルディスカッションを行いました。
 
 第2部の登壇者からは経営者の視点、研究者の視点の双方から熱心な質問が出され、伊藤氏は一つずつ丁寧に回答されました。また、フロアからの質問もあり、「如何にして企業は発展を遂げるのか」という大きなテーマを理解するための手掛かりを得る機会として、充実したシンポジウムとなりました。
 
 
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第1部 伊藤謙介氏による基調講演
 
 
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第2部 パネルディスカッション
 
 
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会場からの質問に答える伊藤謙介氏