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南九州先端医療開発センター第2回シンポジウムを開催

[記事掲載日:20.02.06]

 2月4日、鹿児島大学医学部鶴陵会館(桜ヶ丘キャンパス)において、南九州先端医療開発センター第2回シンポジウムを開催しました。当日は、医学科学生も多数参加し、学内外の関係者、学生及び教職員を含めた約180名もの参加者がありました。
 
 南九州先端医療開発センターは、本学の基礎研究で創出される創薬・医療機器・再生医療製品等のシーズを、実用化(産業化)まで切れ目なく研究開発することを目的として、平成30年度に本学医歯学総合研究科に設置されたもので、昨年1月15日に開催したキックオフシンポジウムに続いて、今回が2回目となります。
 
 シンポジウムでは、佐野 輝 鹿児島大学長をはじめ、於保 孝彦 大学院医歯学総合研究科長及び小戝 健一郎 南九州先端医療開発センター長による開会挨拶の後、講演、パネルディスカッションが行われました。
 
 第一部「本学初の革新的医療シーズの研究開発の現状として」では、馬場 昌範 ヒトレトロウイルス学共同研究センター長(鹿児島大学理事・副学長)が「低分子抗ウイルス薬開発のストラテジー:シーズの同定から前臨床試験まで」について、小戝 健一郎 南九州先端医療開発センター長が「独自開発のがんへの免疫遺伝子・ウイルス治療:基礎・非臨床開発・医師主導治験」について講演されました。
 
 続いて第二部「医療シーズ開発の組織支援を目指して」では、医歯学シーズの研究開発から実用化までの各段階で関係する学内支援組織(ヒトレトロウイルス学共同研究センター、URAセンター、産学・地域共創センター、南九州先端医療開発センター、臨床研究管理センター)の代表者5名がパネリストとして登壇しました。大学全体や各センターにおける取り組み等についての講演の後、パネルディスカッションが行われ、大学としての医療シーズ開発の組織支援について、また今後学内支援組織がどのように連携し、特色のある鹿児島大学を作り上げて行くにはどうしたらよいか等が議論されました。このように学内支援組織の代表者が集まって講演・議論する機会は、これまで皆無であったことから、パネリストだけでなく参加者からも熱心な質疑応答が交わされ、非常に有意義な意見交換の場となりました。
 
 本シンポジウムを終え、小戝センター長は、南九州先端医療開発センターと学内支援組織とが連携し協力し合い、更なる社会貢献をめざして、より多くの医療シーズを育てていきたいと熱く語っていました。
 
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シンポジウム関係者による記念撮影
 
 
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佐野鹿児島大学長挨拶
 
 
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馬場ヒトレトロウイルス学共同研究センター長による講演
 
 
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小戝南九州先端医療開発センター長による講演
 
 
 
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パネルディスカッションの様子