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教育学部実習地で附属小学校の児童が「ねったぼ作り」に挑戦!
[記事掲載日:20.02.07]
学生に作り方を教わる児童
1月24日、教育学部実習地で、教育学部附属小学校4年生の児童が、授業「総合的な学習の時間」の一環として「ねったぼ作り」に挑戦しました。「ねったぼ」とは、餅とさつまいもを練り、きな粉をまぶして作る鹿児島の郷土料理のこと。
児童はこれまで、授業「総合的な学習の時間」で鹿児島の食について学ぶ中で、隣接する教育学部の実習地の畑を利用し、大学技術職員の支援のもと、さつまいもの栽培(畝作りから収穫まで)を体験してきました。その中で児童から「自分たちの作ったさつまいもでねったぼを作りたい!」との声が上がったため、その声に教育学部家政科の田島 真理子特任教授とその研究室の学生、教育学部の技術職員らが応え、このねったぼ作りが実現しました。
当日児童たちは、教職員や学生の助けを得ながらねったぼ作りに挑戦。ねったぼは、洗った芋の皮をピーラーでむいた後、もち米と芋を木製セイロで蒸し、蒸したもち米を石臼で餅にし、芋と練り合わせて作ります。蒸し上がりを待つ間、児童は学生からねったぼの作り方や名前の由来等を、教職員からは使用する道具の使い方、つき方等を学びました。餅にする工程では杵を使用するため児童の力だけでは難しく、苦戦している様子でしたが、学生や教職員の手助けを受けながら、無事に完成させました。
完成したねったぼを試食した児童は「初めて食べた。また食べてみたい」、「大変だったけどおいしかった」等と感想を口にし、大満足の様子でした。
2019年5月から実施してきた教育学部実習地での活動。これらをきっかけに、児童には、鹿児島の食文化についてさらに興味をもってもらいたいです。
▼セイロで蒸した後、餅つきに挑戦する児童
▼芋と餅を練り合わせ、きなこをまぶす
▼職員による説明を真剣に聞く児童
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