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学生が「20年後の鹿児島を見すえたまちづくり」を提案。都市計画マスタープランワークショップ成果発表会を開催
[記事掲載日:21.02.02]
会場の様子
1月18日、鹿児島市の「第二次かごしま都市マスタープラン(骨子案)」について考える学生ワークショップの成果発表会が鹿児島市役所で開催され、学生27名が「20年後の鹿児島」を見すえたまちづくりのアイデアを提案しました。
このワークショップは、まちづくりに若い世代の意見を取り入れることを目的に鹿児島市が市内6大学で開催しているもの。本学では昨年10月〜12月にかけて3回実施され、法文学部と工学部の学生・大学院生らが参加。「余暇・観光」「産業」「教育・文化」「移動」「生活空間」をテーマとした5グループに分かれ、各テーマにおける「鹿児島市の現状」や「20年後の鹿児島市での生活イメージ」等を、市職員や教員も交えながら議論してきました(第3回目の様子はこちら)。
今回はこれまでの議論を総括し、グループごとにまとめたまちづくりのための施策案を、鹿児島市長や市職員が見守る中、発表しました。
「産業」グループは、コロナ禍をきっかけに導入が進んだ「テレワーク」と、鹿児島のみならず国内でも年々増加する「空き家」に着目し、サテライトオフィスを低・未利用地に設置する施策を発表。空き家情報を収集しデータベースを作成することで利用希望者へ紹介するというアイデアで、「空き家が目立つ地域の活性化ができる」と話しました。
「余暇・観光」グループは、高齢化が進む鹿児島で、高齢者にもEスポーツを普及させたいとし、他県における高齢者とEスポーツを結びつけた取組事例等を提示ながら、「高齢者が活き活きと暮らせる都市づくりを行うべき」と訴えました。
発表を聞いた下鶴 隆央鹿児島市長は「20年後の皆さんは、今の私と同じ年の頃。この中から市長になる人が出て、今回の提案を是非、実現して欲しい。」と話しました。
鹿児島市の第二次都市マスタープランは2021年度に策定される予定です。
発表前で緊張気味の学生達
テーマ別の都市像と施策案の発表
本ワークショップに参加したのは以下の研究室・ゼミに所属する学生・教員です。
- 工学部建築学科 小山研究室(小山 雄資准教授/都市計画)
- 法文学部法経社会学科 石塚ゼミ(石塚 孔信教授/都市経済学)
- 法文学部法経社会学科 宇那木ゼミ(宇那木 正寛教授/行政法)
- 法文学部人文学科 小林ゼミ(小林 善仁准教授/人文地理学)
【関連】(鹿児島市HP)