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本学のFD・SD活動に貢献した学生2名を表彰(高等教育研究開発センター長表彰)

[記事掲載日:21.04.20]

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表彰を受けた学生。おめでとうございます!
 
 4月7日、令和2年度高等教育研究開発センター長賞表彰式を挙行しました。この賞は、令和2年度第2回FD・SD合同フォーラムに登壇した学生2名に対して、本学の教育研究活動に貢献したことを称えて贈られるものです。昨年12月に行われた同フォーラムに登壇した中村 涼夏さん(水産学部2年)、米盛 颯太さん(教育学部2年)の2名が受賞しました。
 
 同フォーラムでは「全員で考える遠隔授業―ともに新しい学びのスタイルへ―」と題して、学生、職員、教員がそれぞれの立場から、遠隔授業で苦労したことや今後の展望等について話題提供を行い、参加者がパネルディスカッションを行いました。
 
 伊藤 奈賀子高等教育研究開発センター長は、参加した他大学の教職員も含め2名の発表に大きな反響があったことや、大学の教育改善のために学生という立場で関わったことへの感謝とあわせ、「慣れない環境でも試行錯誤しながら取り組まれた経験を活かし、今後より一層の活躍を期待しています」とメッセージを送りました。
 
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表彰の様子
 

■表彰を受けた学生のコメント

受賞した2名から、同フォーラムへの登壇、受賞に関してコメントを頂きました。
 
 
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中村 涼夏さん:
 オンライン授業という例年とは異なる手段であったからこそ、学びや発見が多い一年でした。
 普段通りではないからこそ不安は生まれますが、その分自ら体系を作り出すことができたと思います。
 今回の発表も踏まえ、関係者の方々には継続的な改善をお願いしたいと思います。
 この1年間の不安と経験を自信に変え、残り3年間も充実した学校生活を送りたいと思います。また、新たな生活様式の中で国際交流など挑戦をしていきたいです。
 
 
 
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米盛 颯太さん:
 一概に「遠隔授業は大変だ」といっても、「何がどのように大変なのか」「学生が真に困っているのはどのようなことなのか」は、その当事者すなわち学生が声を上げなければ、教員や役員の方々は知る由もありません。
 今回のフォーラムを通じて、私たちがその答えをいくらか提供できていれば幸いです。
 今の状況をすぐに変えるのは難しいと思いますが、今後もアンケートなどの活字では伝わらない学生の「生の声」を積極的に取り上げていただければと思います。
 
 令和3年度も、学生が登壇するFD・SDイベントを開催予定です。
 新型コロナウイルス感染症の終息が見えない昨今、本学ではこれからも学生の活動や率直な意見を踏まえながら授業デザイン等の改善や支援体制の構築を図っていきます。
 
 また表彰式後には、武隈 晃理事(教育担当)を交え、昨年度の振り返りや今後の授業について懇談会を実施しました。
 
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