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【工学部】鷹野 敦准教授が令和3年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞

[記事掲載日:21.04.28]

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 文部科学省は、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者を「科学技術分野の文部科学大臣表彰」として顕彰しており、このほど大学院理工学研究科(工学系)の鷹野 敦准教授が令和3年度の受賞者に選ばれました。
 
 鷹野准教授は、2016年より地元の工務店である株式会社ベガハウス(鹿児島市)と産学協同で「こどものけんちくがっこう」を運営しており、子どもたちが環境や建築を体験的に学べる教育プログラムを提供しています。この活動が、「青少年をはじめ広く国民の科学技術に関する関心及び理解の増進等に寄与し、又は地域において科学技術に関する知識の普及啓発等に寄与する活動を行った」として評価され、科学技術賞(理解増進部門)を受賞しました。
 
 「こどものけんちくがっこう」は、他に例を見ない産学協同の取組として、これまでも木の活動賞(2019年)、ウッドデザイン賞優秀賞(2019年)、日本建築学会教育賞(2020年)、キッズデザイン協議会会長賞(2020年)等数々の賞を受賞し、高い評価を受けています。
 今回は日本建築学会から推薦されての受賞となり、鷹野准教授は、「我々の活動を、さまざまな形で評価をいただけることは大変嬉しく思います。受賞が、関係者全員にとって有意義なものになればと思いますし、活動を継続していくことが何よりも重要だと考えていますので、その糧にしたいと思います。」と述べました。
 
 「こどものけんちくがっこう」は、対面・オンラインを併用し様々なプログラムを提供しています。
 2021年度定期授業の募集は終了していますが、8月には夏季課外授業の実施を予定しています。興味のある皆様は公式HPやSNS等をご確認ください。
 
 

■令和3年度科学技術分野「文部科学大臣表彰」

科学技術賞(理解増進部門)受賞:

鷹野 敦(大学院理工学研究科(工学系)建築学プログラム 准教授)

業績名:

こどものけんちくがっこうによる建築教育の普及啓発

業績(抜粋):

本活動は、大学(建築学)と工務店の産学協同により設立した、これまでにない”習い事”としての建築教育プログラムである。
鹿児島の歴史、文化、資源に着目し、森から街まで、住環境について座学と実習を織り交ぜた授業を、通年で行っている。
薩摩藩の”郷中教育”に倣い、年長者(大学生)が年少者(小・中学生)に”学びつつ教え、教えつつ学ぶ”教育の場を実践している。

 
 
▼「こどものけんちくがっこう」の様子
大学生が小中学生に建築の面白さを伝える授業となっている
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【関連】広報誌鹿大ジャーナル(No.214)「研究室から」で鷹野研究室を取り上げています。
 
 
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