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【国際】日本語・日本文化研修留学生(国費留学生)の修了発表会・修了式を開催

[記事掲載日:21.08.18]

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 8月10日、日本語・日本文化研修留学生(以下、日研生)の修了発表会及び修了式をオンラインで開催しました。
 
 日研生プログラムは文部科学省が実施する国費外国人留学生制度のひとつで、海外の大学で日本語や日本文化等の分野を専攻している外国人学生が1年間日本の大学で学び、日本語能力の向上と日本事情・日本文化に関する理解の深化を目指すもので、今期は、ブラジル・トルコ・中国・韓国から来た5名(法文学部4名・教育学部1名)の日研生が本学で学びを深め、9か月の留学期間を終えました。
 
 修了発表会では、各自が設定した研究テーマに沿って日本語で口頭発表を行いました。当初の予定では、大判のポスターを作成し聴衆と対面する形での発表会を準備していましたが、新型コロナウィルスの県内感染者急増により急遽Zoomでの実施となりました。日研生、指導教員、日本人学生等合わせて28名がオンラインで参加し、5つのブレイクアウトルーム(オンライン上に設けられる個室)に分かれた後、15分発表+5分質疑応答の形で5名が同時に発表を行いました。研究テーマは日本語文法・鹿児島方言・日本文学・社会問題・宗教と各自が留学生活を通して気付いた問題や疑問を出発点としたものです。日研生が終始流暢な日本語で発表を進めていたこと、聴衆から多くの質問やコメントが寄せられたことが大変印象的でした。
 発表会終了の後、日研生はグローバルセンターの研修室に集まり、指導教員はオンラインで参加する形で修了式を開催しました。修了式では日研生5名が順番に留学の感想を述べた後、各指導教員が一言ずつ挨拶しました。日研生のスピーチでは、日本生活の思い出、今後の抱負、共に学んだ仲間や教職員に対する感謝の言葉が多く聞かれました。指導教員からは、口頭発表への肯定的評価、コロナ禍での留学に対するねぎらいや感謝、鹿児島で育んだ人や地域との縁を共に大切にしていこうというメッセージが送られました。また5名には、口頭発表と同テーマで執筆した『修了レポート集』も手渡されました。
 今回、日研生プログラムを修了した5名は、コロナ禍という困難な状況の中、多くのハードルを乗り越えて本学へ来てくれた大変貴重な留学生でした。鹿児島での留学経験が人生を豊かにする思い出の一つとなり、今後の学びに活かされることを祈ってやみません。
 
 
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修了式の様子
 
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対面発表会で使用予定だったポスターの前で記念撮影。修了おめでとうございます!
 
 
※本学には例年4名前後の日研生が在籍しており、近年は増加傾向にあります。(2021年後期は8名を受入予定)。
※手指消毒、マスク着用、間隔確保など対面での実施基準を満たしたうえで開催しました。
※写真は一部ぼかしています。