トップページトピックス:教育・学生「大学と地域」で佐野 輝 学長が講義しました

「大学と地域」で佐野 輝 学長が講義しました

[記事掲載日:22.04.21]

  • topics-SDGs-04

○P1220806.jpg

 4月15日、初年次学生向けの全学必修科目「大学と地域」において、佐野輝学長が講師として登壇し講義を行いました。

 「大学と地域」は、本学の学生全員が1年次に必ず受講する全学必修科目です。この授業科目は、(1)論理的思考力等の醸成、(2)地域貢献意欲を持った人材の養成、(3)地域志向マインドの醸成に必要な地域特性や優位性や発展可能性の理解の促進、(4)これら(1)~(3)を通して地元への就職意欲を増進すること を目的としています。

 今回の講義は、「大学と地域」全11クラス(火曜日開講6クラスと金曜日開講5クラス)のうち、金曜日開講の1クラスの教室においてライブで行われ、これを残り4クラスの学生にインターネットを利用した授業配信システムによって中継し、1,000名弱の学生が同時に受講しました(この講義は録画されており、火曜日開講のクラスについては4月19日の授業においてその動画を視聴する形で受講しました)。
 講義の冒頭、佐野学長は、鹿児島の多様な自然や産業、工芸等の技術を紹介しました。さらに、かつて薩摩藩が輩出した島津斉彬、西郷隆盛、大久保利通など、明治維新と日本の近代化に重要な役割を果たした人材について触れ、世界に誇れる特色を持つ鹿児島の地でこれから学ぶ新入生を激励しました。
 続けて、本学の先進的かつ特長的な取り組みの紹介を行いました。例えば、「UCL稲盛留学生制度」等の海外留学支援制度、「学生が選ぶインターンシップアワード」において文部科学大臣賞を受賞した「課題解決型インターンシップ」、学部横断型の取り組みである「地域人材育成プラットフォーム」、どの学部からでも航空機のパイロット養成にチャレンジできる「地域密着型パイロット人財創出プログラム」(SKYCAMP)など、鹿児島大学ならではの取り組みに、受講する学生たちも非常に興味を惹かれている様子でした。

 質疑応答では、授業用のコミュニケーション・ツールを活用し、オンラインで受講している学生も含めて250名以上の学生から様々な質問が寄せられました。授業時間の都合からほんの一部の質問しか採り上げられませんでしたが、そのうちの1つとして「大学で学ぶことで一番大切なことは何ですか」という質問がありました。これに対し佐野学長は「キャンパス・ライフにおいて一番大事なのは人との出会い。良い友や先生と出会って、人生にとって最も大きい宝物を作ることができるのが大学生活です。何かを勉強するというより、人と人とのつながりを大事にしてほしい」と答えました。
今回の講義は、学生にとって、今後の学習意欲を向上させる機会となったと思われます。「大学と地域」では、この後も様々なフィールドで活躍する方々を講師としてお招きする予定です。


○P1220823.jpg

講義の様子