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「大学と地域」(全学必修科目)で下鶴隆央鹿児島市長が講義しました

[記事掲載日:22.05.02]

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 4月22日、初年次学生向けの全学必修科目「大学と地域」における「地方行政を学ぶ機会」の一環として、下鶴 隆央市長を講師としてお招きしました。

 講義に先立ち、本学の佐野学長から下鶴市長に感謝の意を述べました。
 講義では、その冒頭で下鶴市長から鹿児島市における新型コロナ・ウイルスのワクチン接種と感染状況について説明がありました。その上で、「鹿児島市のプロフィール」、「鹿児島市の現状」、「第六次鹿児島市総合計画」、「鹿児島市の予算」などについて紹介がありました。さらに「まちづくりにおける鹿児島大学との連携」として様々な取り組みについての言及があり、最後に「鹿児島で大学生活を送る皆さんへ」と題して、ご自身の学生時代やキャリア選択などの経験を踏まえ、本学で学ぶ学生にメッセージを送っていただきました。

 質疑応答では、授業用のコミュニケーション・ツールを活用し、オンラインで受講している学生も含め、400名ほどの学生から様々な質問が寄せられました。そのうちの1つとして「近年よく言われているSDGs(持続可能な開発目標)の目標は幸福になることだと思いますが、市民を幸福にするために最も重要なことは何だとお考えですか」という質問がピックアップされました。
 これに対して下鶴市長は、「SDGsという文脈では経済成長以外のことが重視される傾向にありあすが、やはり経済成長も重要だと思います。政治は経済成長を目指すべきであるし、その成長が、経済活動に充分に従事できない皆さんも含めて市民の幸福につながるようにしなければならない」と答えました。



 今回の講義は、自分たちが暮らす自治体の首長から、その取り組みについて直接お話が伺えるまたとない機会であり、学生にとって非常に有意義な経験であり、学習意欲を向上させる機会となりました。「大学と地域」では、この後も様々なフィールドで活躍する方々を講師としてお招きする予定です。

 なお、今回の講義は、「大学と地域」全11クラス(火曜日開講6クラスと金曜日開講5クラス)のうち、金曜日開講の1クラスの教室においてライブで実施され、これを残り4クラスの学生にインターネットを利用した授業配信システムによって中継し、1,000名弱の学生が同時に受講しました(この講義は録画されており、火曜日開講のクラスについては5月10日の授業においてその動画を視聴する形で受講し、トータルで約2,000人の学生が受講する予定です)。



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