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「大学と地域」(全学必修科目)で塩田康一鹿児島県知事が講義しました

[記事掲載日:22.05.06]

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 4月26日、初年次学生向けの全学必修科目「大学と地域」における「地方行政を学ぶ機会」の一環として、塩田知事を講師としてお招きしました。

 講義に先立ち、本学の佐野学長から塩田知事に感謝の意を述べました。
 講義では、塩田知事からまず鹿児島県における新型コロナ・ウイルスの感染対策について説明がありました。その上で、「『稼ぐ力』の向上に向けた取組」、「デジタルテクノロジーを活用した県民の暮らしの質の向上に向けた取組」、「脱炭素社会の実現と豊かな自然との共生に向けた取組」、「移住・交流の促進に向けた取組」などについて紹介がありました。また、県が策定した「かごしま未来創造ビジョン」についても言及されました。

 質疑応答では、授業用のコミュニケーション・ツールを活用し、オンラインで受講している学生も含め、400名ほどの学生から様々な質問が寄せられました。そのうちの1つとして「大学進学率の県別データで鹿児島県の女子の進学率は全国最下位のようですが、このことについて何か分析や対策はありますか?」という質問がピックアップされました。
 これに対して塩田知事は、「鹿児島にはまだまだ男女の固定的な役割分担に関する古い意識が残っているように思います。あるいは、鹿児島県は高校の専門学科の数が比較的多く、そのことが進学率に影響している可能性もあります。しかし、女性に活躍していただくという観点からも、女性にしっかりとした教育を受けていただくことは重要だと考えています。学びたい意欲のある女子生徒がそれを実現できるよう、中学校や高校の段階からの意識改革なども含めしっかりとした対策に取り組みたいと思っています」と答えました。



 今回の講義は、自分たちが暮らす自治体の首長から、その取り組みについて直接お話が伺えるまたとない機会であり、学生にとって非常に有意義な経験であり、学習意欲を向上させる機会となりました。「大学と地域」では、この後も様々なフィールドで活躍する方々を講師としてお招きする予定です。
 なお、今回の講義は、「大学と地域」全11クラス(火曜日開講6クラスと金曜日開講5クラス)のうち、火曜日開講の1クラスの教室においてライブで実施され、これを残り5クラスの学生にインターネットを利用した授業配信システムによって中継し、約1,100名の学生が同時に受講しました(この講義は録画されており、金曜日開講のクラスについては5月6日の授業においてその動画を視聴する形で受講し、トータルで約2,000人の学生が受講する予定です)。



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