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【法文学部】郡元キャンパス歴史サイト「Time Travel Kadai」を公開

[記事掲載日:22.09.08]

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 法文学部では、令和4年度前期に実施した科目「考古学演習1b」において、同科目の受講生らと石田 智子准教授が郡元キャンパスに所在する歴史資料を調査し、Webサイト「Time Travel Kadai」に調査成果を掲載しました。同科目は、考古学研究に係る基礎作業を実践し、考古資料の取り扱い方や分析方法、表現方法を身につけるための学修を行うものです。

 郡元キャンパスは全域が遺跡(鹿児島大学構内遺跡)であり、地下にはたくさんの埋蔵文化財が残されています。地上にも、本学の歴史を物語る石碑や石造物、銅像、記念樹が多数あります。ただし、これらの歴史を日常的に意識する機会はあまりありません。
 そこで、同科目では、郡元キャンパスに所在する先史時代から近現代にわたる歴史資料を調査しました。発掘調査で出土した遺物の調査、文献調査、構内踏査を行い、石造物や銅像への三次元計測や、本学の歴史にかかわる活動をしている先生方へのインタビューも実施ました。受講生にとって、足元に残る身近な歴史を知るとともに、歴史を守り受け継ぐことの大切さを改めて認識するきっかけとなりました。

 石田准教授は、「歴史を意識しながら郡元キャンパスを散策すると、先史時代の人びとの暮らしの痕跡、土地利用の変遷、鹿児島高等農林学校の生徒たちの活動など、過去から現在までのつながりが見えてくる。ぜひ皆さんにも、いつもと違う道をゆっくり歩いてみてほしい」とコメントしました。

 調査成果はWebサイト「Time Travel Kadai」で公開していますので、ぜひご覧ください。



20220908timetravel003.jpg三次元計測を行う様子

20220908timetravel002.jpgインタビューの様子