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【キャリア】操縦飛行体験プログラム「SKYCAMP」8人全員が修了

[記事掲載日:23.03.20]

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 3月4日、操縦飛行体験プログラム「SKYCAMP」の修了式を行いました。
 SKYCAMPは、鹿児島大学、日本航空株式会社(JAL)、日本エアコミューター株式会社(JAC)の3者が、連携協力協定に基づき地域に貢献する「地域密着型パイロット人財創出プログラム」として実施する超・実践型の"インターンシップ"として開催され3期目となります。

 今年は、法文学部、教育学部、工学部、農学部、理工学研究科と多様な学部・研究科から選出された8名が参加し、全員が所定のプログラムを終え、日本エアコミューター株式会社の武井真剛代表取締役社長より、学生一人ひとりに修了証が手渡されました。

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 修了式では、武隈 晃 教育担当理事より「3年前に始まったコロナ禍での大学生活は、大学院生にとっては、本格的な学部での専門教育に取り組む時期、学部生の皆さんにとっては入学前から始まった被害を最も強く受けた学年の皆さんです。入学式にも参加出来ず同級生や先輩、皆さんを支える大学の構成員とも会うことも適わず、大学生活や将来に向けて最も大切なコミュニケーションの機会を失ってしまいました。今年に入り学部3年次の就職活動が本格化しましたが、今年の3年生を心配する教職員は少なくありません。このSKYCAMPに送り出すときにもその心配を禁じえませんでした。でも皆さんが鹿児島大学上空を飛ぶ姿を地上より仰ぎ見て、さらに、本日達成感に溢れる皆さんの元気な顔を見ることが出来て、杞憂だったと実感しました。この2週間は皆さんの大学生活はもとより、将来に向けたかけがえのない時間だったと想像しています。よく頑張りました。心からお祝い申し上げます」続いて、JAC武井代表取締役社長より「学生から社会人に向かおうとしている時期でのこの経験は、この先の進路を考えるうえで非常に大きな影響になったのではないかと思います。JACはこの7月に40周年を迎えます。皆さんの名前はSKYCAMP3期生としてこの先もずっとJACの記録に残りますし、皆さんの記憶にもずっと残って欲しいと思っております。JACは地域にはなくてはならない航空会社であり、その社会的使命は大きく、それがプライドでもあります。このSKYCAMPを通じて、JACを好きになってもらえたら嬉しいです」、JAL星野 信也機長・運航企画部担当部長からは「皆さんにとってこの2週間は様々な体験を通じて皆さんの人生の水平線が大きく広がる、そういう時だったのではないかと思います。今日は皆さんの先輩である稲盛名誉会長から頂いたJALフィロソフィの中から 最高のバトンタッチ という言葉をご紹介させて頂き皆さんへのお祝いとしたいと思います。最高のバトンタッチ 私たちは心から信じあえる仲間作りを目指し、これをベースに仕事をしていきます。ここでは権力や権威に基づく上下関係ではなく、志を同じくした仲間が心を一つにして行動するという横の関係が基本となっています」とお祝いの言葉が贈られました。
 式には、地域密着型パイロット人財創出プログラム1期生で現在、崇城大学で訓練中の奥紘輔さんやJACやJGASでの訓練を担当してくださった教官など多くの方がご出席くださり、無事に全てのプログラムを終了することができました。

 今年度のSKYCAMPの様子は、3月22日放送のKKB Jチャン+でも紹介予定です。

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修了生との記念撮影


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