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理工系進路を目指す女子中高生のためのワークショップを開催
[記事掲載日:23.11.02]
10月28日に鹿児島大学学習交流プラザにて、西日本では初めてとなる「理工系進路を目指す女子中高生のためのワークショップ」を開催しました。これは、NPO法人女子中高生理工系キャリアパスプロジェクト(GSTEM-CPP)が毎年開催している「女子中高生 夏の学校」のスピンオフ企画で、国際ソロプチミストオンライン鹿児島の全面的な協力を得て、鹿児島大学及び鹿児島大学アカデミーロータリークラブが共催して実現したものです。
文部科学省の学校基本調査(令和2年度)によると、鹿児島県の大学進学率は全国で下から2番目に低く、令和3年春の女子の大学進学率は都道府県別で最も低い34.6%という報告がある(東京は74.1%)。この地域と性別による二重の格差の原因として、女子中高生が理工系進路を積極的に選択するために必要な情報が不足していたり、進路選択に対する保護者・教員のアンコンシャスバイアスが根強く存在したりすることが挙げられます。
そこで今回のワークショップでは、午前中に専門分野で生き生きと活躍する企業人(女性)の講演をおこない、昼食時間は学食体験をし、午後からは科学や技術に実際に触れていただくために4分野(化学、生物、宇宙、電子工学)の体験実験を実施し、農学部、理学部、工学部、医学部の教員や大学生・大学院生と共に将来を考える機会として座談会形式のワークショップも企画しました。
参加者39名及び見学者9名は、全てのプログラムにおいて積極的に質問したり、率先して体験実験に取り組んだり、楽しく活発な意見交換をすることで「学校での勉強の先には何があるのか?」その答えに出会うヒントを見つけることができたと、目を輝かせていました。
【ワークショップの様子】
参加者で記念撮影