トップページトピックス:教育・学生【理学部】鹿児島大学理学部奄美群島地域小中学校理科出前授業

【理学部】鹿児島大学理学部奄美群島地域小中学校理科出前授業

[記事掲載日:23.11.07]

  • topics-SDGs-04

231026_tamina01.jpg



 理学部の小山佳一教授(専門:磁気物理学)が、10月24日の午前に沖永良部島にある知名町立田皆小学校(3-4年生14人、5-6年生11人)と、午後に知名町立田皆中学校(1年生16人)で、理学部奄美群島地域小中学校理科出前授業を行いました。
 理学部はSDGs(持続可能な開発目標)の一つ、「質の高い教育をみんなに」達成のため、2022年から奄美群島地域の小中学生徒向けの各種理科講座の開催を、地元の小学校や中学校と協力して進めており、今回の授業もその一環でした。

 田皆小学校3-4年生向け授業は、「こやま博士のクイズに挑戦!― じしゃくのふしぎをみつけるぞ!―」をテーマに、実際に磁石を砕いて磁石の性質を調べたり、磁性流体と磁石を使った実験を行ったりしました。小学校5-6年生向け授業は、「小山博士の理科実験クイズー電磁石の性質を調べようー」をテーマに、電磁石スイッチと手回し発電機を使った実験に挑戦しました。田皆中学校1年生向け授業は、「きらきら☆ニョキニョキ結晶の不思議を解き明かせ!」をテーマに、実験と観察で結晶の性質を調べました。参加した生徒全員に、小山教授から「未来博士号」が渡されました。

231024_tamina03.jpg

授業の様子(磁石の性質を観察)



231024_tamina02.jpg

磁石流体の観察



 当日は、田皆小学校3-4年生向け授業に、地元の新聞2社が取材に来て、その後記事として新聞に記載されました。その中で参加した生徒から「理科が好き。実験が面白かった。磁性流体に磁石を近づけると、とげのようなものが出てくるのに驚いた」(奄美新聞:10月25日)、「磁石にいろんな性質があること分かった。動画で見た実験が一番びっくりした。実際に見てみたいと思う」(南海日日新聞:10月29日)と話していたとのことです。

 理学部は来年度の実施に向け、小中学校理科出前授業にご協力していただける奄美群島地域の小学校、中学校を募集しています。