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COC事業シンポジウムを開催

[記事掲載日:15.03.10]

 

 鹿児島大学かごしまCOCセンターでは、2月6日と2月13日の両日にCOC事業シンポジウムを開催しました。
 
 2月6日の「キックオフシンポジウム」(郡元キャンパス)は、本学教職員及び学生、自治体職員、報道機関から120名を超える参加者がありました。初めに、前田芳實学長の開会挨拶があり、COC事業の活動では、本学が地域社会の発展に貢献する総合大学となるため、地方自治体との協働・連携をはかり、地域貢献を志向する人材養成や生涯学習の場の充実など地域課題の解決に積極的に係っていくことが述べられました。続いて、文部科学省高等教育局大学振興課の山路尚武課長補佐、鹿児島県の佐々木浩副知事の挨拶があり、その後、環境省の星野一昭参与、本学の教育担当の清原貞夫理事による基調講演が行われました。続いて、木村郁夫COCセンター長によるCOC事業の概要説明の後、研究担当の住吉文夫理事がコーディネーターとなり、「地域が抱える課題とその解決に向けて」と題してパネルディスカッションが行われました。パネリストとしては鹿児島市の鉾之原誠企画部長、薩摩川内市の久保信治新エネルギー対策課長、与論町の川上雅雄副町長、環境省の星野参与、木村COCセンター長が参加し、地域課題の解決について大学にどのような期待があるのか、また、大学と自治体の協働による取組み体制などの問題点について議論が行われました。
 
 2月13日の「島嶼シンポジウムin与論」(与論町中央公民館)には、地元町民60名が参加しました。本学の前田学長、与論町の町岡光弘教育長の開会挨拶、木村COCセンター長によるCOC事業の概要説明に続き、升屋正人学術情報基盤センター教授、宮本篤共同獣医学部教授による学術講演が行われました。その後、「与論町と鹿児島大学COC事業」と題したパネルディスカッションでは、住吉理事がコーディネーターとなり、与論町の川上政雄副町長、升屋教授、宮本教授、木村COCセンター長が参加して議論が行われました。会場からは、与論町の通信事情や与論島の水の成分がもたらす長寿の可能性など学術講演に関する質問から、町内の畜産業の堆肥処理と水環境の関連性や地域と自治体の防災対策まで幅広い課題の質疑応答がありました。
 
 2月14日はCOC事業において水産学部が共同研究を行っている与論町漁業協同組合や、与論町での学生の宿泊等実習拠点となる与論活性化センターを視察しました。
 
150206kickoffpanel.jpg (2月6日「キックオフシンポジウム」パネルディスカッションの様子)
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(2月13日「鹿児島大学COC事業 島嶼シンポジウムin与論」パネルディスカッションの様子)

150214cocyoron2.jpg (2月14日 与論町漁業協同組合を視察の様子)
150214cocyoron3.jpg (2月14日 与論町における学生宿泊等の実習拠点となる与論活性化センターを視察後の記念写真)
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