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大学院理工学研究科技術部 第39回地域連携活動 出前授業「おでかけ実験隊」を開催

[記事掲載日:15.07.02]

 

 大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の39回目(今年度第3回)として、6月17日(水)に出前授業「おでかけ実験隊」開催しました。
 この活動は、ミッションの再定義(工学分野)をもとに、科学技術を育む初等中等教育への出前授業の展開であり、子どもたちに科学実験やものづくりを体験してもらうことで、その面白さや達成感を味わい、少しでも科学やものづくりへの興味が促されることを目的としています。
 
 今回は、技術部から3人が出向き、宇宿小学校科学クラブ4~6年生の児童と、クラブ担当教諭のクラス児童合わせて約20人が参加しました。テーマは「液体窒素でおもしろ実験」と「液体窒素体験」で、今回は週1回のクラブ活動の一貫として行われました。毎週クラブの授業内容を考えていた科学クラブ担当の教諭から、小学校では体験できない内容の授業をということで、今回鹿児島大学お出かけ実験隊に声が掛かりました。授業の前には、校長先生が宇宿小学校の児童のことや、小学校外での活動について説明され、今回の体験学習が児童たちに良い刺激となればと話されていました。
 前半は、液体窒素に関する基礎知識を説明して、実験を児童たちの前で行う形式で行いました。液体窒素の温度測定、液体窒素の中に生花(バラの花)入れたときの状況、乾いた軍手と湿った軍手を液体窒素の中へ入れた場合の比較、ビニール袋に液体窒素を入れた場合ビニール袋はどのように変化するか、膨らませた風船を液体窒素の中へ入れた時の変化、ゴムボールを液体窒素の中へ入れて外に出して衝撃を与えたらどうなるかなどを見てもらうと、児童達は「うわぁ~、そうなのか~、おもしろ~い、すご~い!」など目を輝かせながら驚いた様子でした。後半の体験コーナーでは、今度は実際に液体窒素に入れたバラを手で握って、バラがバラバラになる体験をしてもらい、児童たちは大変喜んでいました。
 非常に短い時間でしたが、少しでも科学に興味を持って貰えたと感じました。これを機会に、今後の学校教育や自分の学習に意欲を持って貰えることを期待します。
 
 
 
(写真:液体窒素でおもしろ実験)
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