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大学院理工学研究科技術部 第44回地域連携活動 出前授業「おでかけ実験隊」を開催

[記事掲載日:15.11.26]

 大学院理工学研究科技術部は、平成23年度から始めた地域連携活動の44回目(今年度第8回)として、11月12日(木)に出前授業「おでかけ実験隊」開催しました。
 この活動は、ミッションの再定義(工学分野)をもとに、科学技術を育む初等中等教育への出前授業の展開であり、子どもたちに科学実験やものづくりを体験してもらうことで、その面白さや達成感を味わい、少しでも科学やものづくりへの興味が促されることを目的としています。
 今回は、技術部から7人が出向き、日置小学校5~6年生30人の児童に対して、演示形式は「液体窒素でおもしろ実験」、体験実験は「色を分けよう」と「葉脈標本しおりをつくろう」の2テーマを実施しました。
演示形式での「液体窒素でおもしろ実験」は、液晶プロジェクタを使って説明しながら、花や軍手を液体窒素につけたり、凍ったビニールボールが割れる瞬間を見たりと、様々な実験を行いました。凍った花を手袋で握った児童は「卵の殻を割っているみたい」「気持ちいい音がする」と喜んでいました。最後に、床面に流した液体窒素の動きに驚いた様子でした。
その後、児童たちは「色を分けよう」と「葉脈標本しおり」に分かれ、それぞれの実験を体験しました。「色を分けよう」では、吸い取り紙と円形ろ紙を使って、水性ペンのインクが複数の色に分かれる様子を観察しました。円形ろ紙の内側から外側に色が別れる様子を見て「スイカの模様みたいできれい!」と驚いた様子でした。一方、「葉脈標本しおりをつくろう」では、あらかじめアルカリ性水溶液で煮込んでおいた葉っぱの葉肉を剥がして葉脈だけを取出し、乾燥・台紙への貼付け・ラミネート・リボン取付けの工程を経て、それぞれがオリジナルの葉脈標本しおりを完成させました。葉肉剥がしに悪戦苦闘している児童がいましたが、全員が時間内に完成させることができました。
 これからも、理科やものづくりに興味を持って貰えることを祈りながら、児童とお別れしました。
 
 
 
(写真上:液体窒素でおもしろ実験)
(写真中:色を分けよう)
(写真下:葉脈標本しおりをつくろう)
※画像はクリックすると拡大表示されます

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