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【獣医】南九州畜産獣医学拠点事業に係る合同記者発表を実施

[記事掲載日:21.11.10]

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(五位塚 剛 曽於市長(左)と佐野 輝 鹿児島大学学長(右))
 11月1日、曽於市役所において本学と曽於市で合同記者発表を行い、曽於市の財部高校跡地に「南九州畜産獣医学拠点」を令和6年4月に開設する意向を表明しました。
 本拠点設置により、曽於市は、財部駅から拠点施設までの活性化、次世代型農場での研修等の受入、修学旅行誘致(市内外の学生)、拠点農場産牛・鶏のブランド化事業等により、同市の地方創生事業に取り組むことを目的としております。このことにより、地方活性化を目指し、人材育成、産業創造、交流人口の増に繋げることができ、また、本拠点において本学は、「動物福祉に配慮したモデル農場における実践的な畜産獣医学拠点の構築」をすることにより、他大学でも産業動物の臨床実習に苦慮しているところですが、全国から獣医学部生を毎年約500名受入、動物衛生学と産業動物臨床獣医学に関する参加型実習プログラムを開講することとしております。この他、JGAP認証機関の認定を来年度は目指しており、我が国有数の畜産基地である南九州の畜産獣医学を支える専門職業人の養成を本拠点で行うことができます。
 五位塚 剛 曽於市長から「令和6年度の本事業の開所に向けて、9月には曽於市議会において設計費用の提案・可決をいただき、また、9月18日には住民説明会を開催し地域住民の方々から本事業に対する忌憚のないご意見を賜り、本事業の整備は順調に進んでいるところです。この拠点で全国の獣医学部生が実習等を行い全国各地でご活躍できることを本当にうれしく思います。今後も、鹿児島大学と一緒になって本拠点整備を更に進めて参りますので、皆様方のご支援ご協力をよろしくお願いいたします」と挨拶があり、引き続き、佐野 輝 鹿児島大学学長から「財部高校跡地は、鹿児島大学だけではなく全国の獣医学や畜産学を学ぶ学生達の教育の場として、既に獣医師免許を取得されておられる獣医師の学び直しの場として、また畜産関連の企業や業者の方々の実践の場としてご活用頂き、地域の方々とも交流しながら、活気にあふれる畜産獣医学拠点として地域に貢献できる場にしたいと思っております。令和6年4月の拠点開設を目指して、今後、曽於市と鹿児島大学が協力し整備を順次進めて参りますので、皆様方のご協力を心よりお願い申し上げます」と、挨拶がありました。
 曽於市と鹿児島大学は、令和6年4月の南九州畜産獣医学拠点の開設を目指し、更なる連携の下、拠点整備を進めていくこととしています。
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挨拶する 佐野 輝 学長
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概要説明する 三角 一浩 共同獣医学部長
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記者からの質疑に対応する 帆保 誠二 共同獣医学部 教授
(左は三角学部長、右は同学部小澤真准教授)
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記者発表の様子
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関係者による集合写真

(関連)アジア初となる欧州国際水準の獣医師育成教育機関として認定