トップページトピックス【イノベーションC】「火山灰中に含まれる粘土鉱物のイオン吸着性」第4回かごしまTechミーティングを開催

【イノベーションC】「火山灰中に含まれる粘土鉱物のイオン吸着性」第4回かごしまTechミーティングを開催

[記事掲載日:23.11.01]

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 南九州・南西諸島域イノベーションセンターは、10月19日に鹿児島市のクリエイティブ産業創出のハブ拠点「mark MEIZAN(マークメイザン)」にて、今年度第4回目の「かごしまTechミーティング」を開催しました。
同ミーティングは、鹿児島市と大学による産学連携や、大学が持つ先端技術を知る「きっかけづくり」のためのオープンな場を目指した事業です。
 今回は、理工学研究科地球科学プログラムの河野 元治教授をゲストスピーカに迎え、「火山灰中に含まれる粘土鉱物のイオン吸着特性」というテーマで開催しました。

 火山灰中の粘土鉱物は種々の環境負荷イオンに対する高いイオン吸着特性をもつことを確認し、汚染水の浄化や水質改善などの環境浄化材料としての優れた利用価値を有することを明らかにしてきました。鹿児島県には未利用の火山灰堆積物が膨大に存在します。これらの火山灰や火山灰中の粘土鉱物の多様な性質を明らかにすることで、産業利用の促進に協力したいと考えています。
 参加企業は、7社9名(総合商社、食品製造業、コンサル、砂利採取業、製造業等)で、皆様から粘土鉱物に関しての意見や質疑、イオンの吸着効果、地層の話など、楽しく活発な意見交換がなされ、とても有意義なミーティングとなりました。


 鹿児島大学南九州・南西諸島域イノベーションセンターは、地域に産学の出会いの場を創り、事業者と研究者をつなぐために、研究シーズや研究者情報の提供や交流の促進を図っています。

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①発表の様子



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②会場の様子


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