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【キャリア】令和4年度操縦飛行体験プログラム「SKYCAMP」3期生募集説明会を開催

[記事掲載日:22.10.11]

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 キャリア形成支援センターでは、9月29日・10月5日に、令和4年度操縦飛行体験プログラム「SKYCAMP」の説明会を開催し、学年、学部・研究科問わず延べ約100名の学生が参加しました。

 このプログラムは、鹿児島県を中心とした地域航空を永続的・安定的に支えていくため、パイロットを目指す人財の裾野の拡大・発掘・育成について鹿児島大学、日本航空株式会社(JAL)、日本エアコミューター株式会社(JAC)の3者が締結した連携協力協定に基づくものです(協定の様子はこちら)。今回、3期目となる2024年3月卒業・修了見込みの希望学生の中から選ばれた最大8名に実践型のインターンシップである操縦飛行体験「SKYCAMP」を実施、その後パイロットとしての適性を認められた2名が資金面での支援を受け、JACの条件付内定者としてパイロットライセンスの取得を目指すことになっています。

 説明会冒頭、武隈 晃 教育担当理事より「この機会を実現できたのは8月24日にご逝去された稲盛和夫名誉博士のお陰です。日本航空を再生させた稲盛名誉博士から4年前にから地域航空のパイロットとして活躍できる若い人財を育ててみてはどうかとお話をいただきました」と実施に至る経緯の紹介があり、また、稲盛名誉博士から寄せられたメッセージの一部を学生に向けて代読いただきました。

『私自身、八十有余年の人生を振り返り、後進の皆さんに最も申し上げたいことは、人生において「思いは実現する」ということです。強く、美しい「思い」を持ち続け、努力と工夫を重ねていくならば、「思い」は必ず実現してまいります。このたびの取り組みは、パイロットになりたいという強い「思い」と、故郷に貢献したいという美しい「思い」を抱く、若者たちの志のまさに受け皿になるものと考えます。鹿児島大学が、そのような若い人たちの「思い」を真正面から受け止める大学であり続けていただきたいと思います。いたずらに規模や名声を追うのではなく、明日の日本を担う若者の夢と希望の創出を通じ、地域、社会にさらに貢献し続けること、そのことこそが未来の人材を育む教育機関として、鹿児島大学がさらに輝きを増す王道であろうと思います。』

 続いて、JAC 乗員部長 平岡 英樹 様より、パイロットが仕事をする上で一番大切なことは「安全」であり、その「安全」に日々どのように取り組んでいるのかを、SKYCAMPを通じて鹿児島大学生にも経験してほしいとご挨拶いただきました。説明会ではJACの現職パイロットである 廣枝 丈人 機長、黒谷 義夫 副操縦士より、地域航空が果たす役割や、パイロットの仕事、SKYCAMPプログラムについてご説明いただいたあと、「想いは実現する」をテーマにご自身がパイロットを志したエピソードについてご紹介いただきました。さらに、昨年度のSKYCAMP生達による体験談もあり、学生達は熱心に耳を傾けていました。

 10月5日の説明会終了後には、JACの女性パイロット・客室乗務員・地上総合職の女性社員の方々をゲストに迎え、「GIRLS TALK SESSION」を開催。JALグループの取り組みや、女性社員のキャリアパスについての説明がありましたが、終了予定時刻を大幅に超えて活発な質疑応答が続き、有意義な情報交換の場となりました。

<説明会の様子>


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挨拶する武隈理事(教育担当)


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JAC様による説明の様子

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昨年度のSKYCAMP生達による体験談の様子


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盛り上がりをみせた「GIRLS TALK SESSION」




<昨年度の様子はこちら