【男女】男女共同参画トップセミナーを開催
[記事掲載日:21.09.28]
9月9日、束村博子氏(名古屋大学副総長:男女共同参画・多様性担当)を講師として令和3年度男女共同参画トップセミナーをオンラインにより開催しました。本セミナーは、文部科学省科学技術人材育成費補助事業ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ事業(先端型)/令和2年度選定を受け、「女性活躍を真の大学活性化につなげるために」を副題としオンラインで行われたもの。佐野輝学長をはじめ役員、教職員、学外関係者等148名が参加しました。
講演では、講師が長年にわたり名古屋大学で大学活性化戦略としての女性活躍促進に尽力してこられた経験や研究者としての視点から、活用されていない女性の能力を活かす必要性や、女性活躍は自己実現とやる気につながり幸福度がアップし、個人・組織・社会がwin-winの関係になる活性化戦略であるとの講話がありました。また、海外経験は恐れるに足らず、語学はしっかりと学んでほしいなど、先端型事業における海外派遣に係る研究者へのエールもありました。
講演後の質疑応答では、女性を増やすためのポジティブアクション実施にはトップの個性に合わせたアプローチの工夫や女性活躍における成果の可視化が有効であること、また、休業等による代替者配置については、その専門性等から全国の大学に共通の課題であるとし、若手活用のシステムの必要や短期間での育児休業からの復帰希望に対応できる保育支援の充実等が有効であること、学内セミナー等でアンコンシャスバイアスに気づく機会を作る必要等の話があり、今後の取り組みへの有意義な機会となりました。
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