トップページトピックス【イノベーションC】「焼酎の新たな風味を求めて!」第5回かごしまTechミーティングを開催

【イノベーションC】「焼酎の新たな風味を求めて!」第5回かごしまTechミーティングを開催

[記事掲載日:23.11.27]

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 南九州・南西諸島域イノベーションセンターは、11月16日に鹿児島市のクリエイティブ産業創出のハブ拠点「mark MEIZAN(マークメイザン)」にて、今年度第5回目の「かごしまTechミーティング」を開催しました。
同ミーティングは、鹿児島市と大学による産学連携や、大学が持つ先端技術を知る「きっかけづくり」のためのオープンな場を目指した事業です。
 今回は、農学部 附属焼酎・発酵学教育研究センター 教授 髙峯和則先生をゲストスピーカに迎え、「焼酎の新たな風味を求めて!」というテーマで開催しました。

 焼酎のわずかな香り成分の濃度比や有無が焼酎の風味に影響を与えることから、酵母や原料、発酵条件、蒸留条件など、様々な要因が影響して生まれます。このため、科学的な手法で香り成分を解析し、人の感覚に基づいて風味を評価している研究内容に加えて、飲み物や食べ物の味わいは、香りによって大きく左右され、「香りが味を支配する」とも言われていることから、焼酎に限らず食品や飲料などで風味の改良や新商品開発、品質向上の説明がなされました。

 参加企業は、8社9名(総合商社、酒類製造業、サービス業、製造業、アグリ部門等)で、参加者からは食品の味付けや風味などの意見や質疑、香り成分の分析の専門的な話まで、多岐にわたり、活発な意見交換がなされ、とても有意義なミーティングとなりました。

 鹿児島大学南九州・南西諸島域イノベーションセンターは、地域に産学の出会いの場を創り、事業者と研究者をつなぐために、研究シーズや研究者情報の提供や交流の促進を図っています。

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①会場の様子



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②発表の様子

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