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SKYCAMPキックオフミーティングを開催
[記事掲載日:21.02.22]
2月17日、SKYCAMPキックオフミーティングを開催しました。
SKYCAMP(スカイキャンプ)は、鹿児島大学・日本航空株式会社(JAL)・日本エアコミューター株式会社(JAC)の3者がパイロットを目指す人財の創出等を目的に昨年締結した連携協力協定に基づき実施する、2週間の「操縦飛行体験インターンシップ」(詳細はこちら)。今回初めての実施となります。
参加するのは、2020年11月6日と11日の2回の説明会を経て、航空身体検査を含む所定の選考を通過した学部生4名(法文学部1名、理学部1名、工学部2名)、大学院生3名(理工学研究科3名)の計7名。
3月上旬から、鹿児島空港内のフライトトレーニングセンターで、座学やフライトシミュレーターによる操縦訓練、実際の飛行機の操縦等、通常体験できないような様々なプログラムを受講します。
キックオフミーティングは、オンラインで東京から参加したJALの関係者が画面越しに見守る中始まりました。
本学でのSKYCAMP実施の実現のため、協定締結からこれまで先頭に立ち尽力した武隈 晃 稲盛アカデミー長・理事(教育担当)が、冒頭の挨拶の中で、「JALとJACの皆様をはじめ、たくさんの方々に大変なお力添えをいただき、この日を迎えられました」と謝意を述べるとともに、学生に対して「新型コロナで苦しい一年でしたが、皆さんがこうして選ばれ、集まっていただいたことは、本当に希望に満ちていて、大学としてもありがたい出来事。来月のSKYCAMP、ぜひ楽しんでください」と力強くエールを送りました。
武隈 晃 稲盛アカデミー長・理事(教育担当)による挨拶
真剣な表情で耳を傾ける学生
学生らは互いが初対面ということもあってか、やや緊張した面持ちで、JACの機長・副操縦士・社員の皆様からSKYCAMPのスケジュール等に関する説明を受けていましたが、JACやJALの皆様の明るく気さくな雰囲気や、JALの星野 信也機長からの「パイロット同志は競争しあうのではない。一般企業では仲間との競争もあるかもしれないが、我々は失敗を共有して乗り越えていく。だから皆さんもワンチームになって、皆で一緒に良い経験をしてくれたら」とのアドバイスに勇気づけられ、徐々に緊張もほぐれた様子。種々の説明終了後は、さっそく学生同士で連絡先を交換したり、JACの皆様と積極的に話をする等、これから2週間を共にする仲間として、早くも「ワンチーム」となっている様子が見受けられました。
本学にお越しいただいたJACの皆様(JALの皆様はオンラインで参加)
ミーティング終了後、JACの機長・副操縦士の皆様と話をする学生
参加した工学部の学生は、「この場に来られてとても光栄。不安は少しあるが、ドキドキと楽しみが混ざった状態です」と話しました。また、唯一文系学部から参加する法文学部の学生は、「自分で空を飛ぶ、操縦桿を握るんだと考えると気持ちの高ぶりを感じます。小さい頃は屋久島に住んでいて、飛行機に乗る機会が多かったのですが、パイロットは届かぬ夢だと思っていました。自分は気の弱いところがあるので、この経験を通じて人生を変えられたら」と意気込みを語りました。
SKYCAMP実施後は、本人の素質や志望に応じ、さらなる次のステップ(パイロットライセンス取得訓練)に進み、JACのパイロット採用選考に進むこととなります。学生の皆さん、ぜひ楽しんでチャレンジしてきてください!
終了後に記念撮影。
JACの皆様いわく、「初回の顔合わせでこれだけ打ち解けたのは珍しい」とのことです。
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