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大学のICT技術を小学校でも。教育学部附属小でオンライン出校日を実施
[記事掲載日:20.07.31]
7月30日、教育学部附属小学校では、テレビ会議システム Zoom を活用したオンライン出校日を実施し、教諭と児童らが画面越しに「朝の会」を行いました。同校がこのような取組を実施するのは初めてのことです。
附属小学校では、4月の休校期間中から、家庭訪問による課題帳の配布や、授業を録画しYoutubeで配信する等、学びを止めないための施策を実施してきました。今回はこれらに加え、テレビ会議ツールを試験的に活用するとしたもの。
実施にあたっては、大学院教育学研究科の山本 朋弘准教授から技術的な指導を受け、事前に申し込んだ児童にのみ、IDとパスワードを開始直前に配布する等のセキュリティ対策も講じました。
朝の会は、1~6年生まで、それぞれ担任が各教室で実施。「健康観察」の後、児童は夏休みの過ごし方を報告しました。
約30分間の会の後、児童からは「先生や友達とコミュニケーションが取れたので良かった」、「オンラインはどんどんやっていきたい」という意見や「オンラインの良さはあるけど、やっぱり直接会いたい」との意見があがりました。
画面越しに生徒の健康観察を行う教諭
「発言している人以外はミュートに」という指示を児童はすぐに理解し、操作できた様子
上江洲 洋志 教頭は、今回の取組の目的を「来たるコロナの第二波と、文部科学省のGIGAスクール構想(※1)の両方に対応していくため」とし、今日の取組を今後の教育につなげていきたいと述べました。
また、先行して遠隔授業を進めている大学の機材、人材を活用した今回の取組について「大学の付属機関としての強みを生かせていると思う。今回得たノウハウを他の公立学校に発信していくのが我々の務めだと考えている」と話しました。
(※1)GIGAスクール構想:児童生徒向けの1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することを目指す、教育ICT環境の整備・実現へ向けた取組。
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