トップページトピックス【イノベーションC】第7 回かごしまTech ミーティングを開催 「テーマ:飲み物の成分が簡単に分かる濃度センサー」

【イノベーションC】第7 回かごしまTech ミーティングを開催 「テーマ:飲み物の成分が簡単に分かる濃度センサー」

[記事掲載日:24.01.19]

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 南九州・南西諸島域イノベーションセンターは、1月18日に鹿児島市の事業者等育成支援拠点「ソーホーかごしま」にて、今年度7回目となる「かごしまTechミーティング」を開催しました。
同ミーティングは、鹿児島市と大学による産学連携や、大学が持つ先端技術を知る「きっかけづくり」のためのオープンな場を目指した事業です。

 理工学研究科化学生命工学プログラム助教 満塩 勝先生をゲストスピーカに迎え、「飲み物の成分が簡単に分かる濃度センサー」というテーマで開催しました。 食品や飲料のラベルに記載されているような栄養素の濃度を測る化学センサーは、構造が複雑でデータの分析に専門的な知識を必要とするため、簡単な構造でいろいろな濃度を測るセンサーシステムと簡単に成分を測定できるセンサーを使い、特定の栄養素に応答する膜をセンサー表面に張ることで、アルコール度数からコーヒーに含まれるカフェイン、緑茶のカテキンなど、色々な飲み物の成分測定が可能なセンサーから、今後開発を行っていきたいセンサーについて講演いただきました。

 参加企業は、5社5名(半導体製造、お茶卸売業、ビール製造、サービス業、等々)で、皆様からは、測定条件や測定方法、センサーの具体的構造などに関する質問から、飲料の具多的成分に関しての提案、要望など多岐にわたり活発な意見交換がなされ、有意義なミーティングとなりました。

 鹿児島大学南九州・南西諸島域イノベーションセンターは、地域に産学の出会いの場を創り、事業者と研究者をつなぐために、研究シーズや研究者情報の提供や交流の促進を図っています。

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(発表の様子)



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(会場の様子)



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