トップページトピックス【イノベーションC】第8回かごしまTechミーティングを開催「テーマ:海に囲まれた環境を健康に生かす」

【イノベーションC】第8回かごしまTechミーティングを開催「テーマ:海に囲まれた環境を健康に生かす」

[記事掲載日:24.02.22]

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 南九州・南西諸島域イノベーションセンターは、2月15日に鹿児島市の事業者等育成支援拠点「ソーホーかごしま」にて、今年度8回目の「かごしまTechミーティング」を開催しました。
 同ミーティングは、鹿児島市と大学による産学連携や、大学が持つ先端技術を知る「きっかけづくり」のためのオープンな場を目指した事業です。
 鹿児島大学病院地域医療支援センター嶽﨑俊郎特任教授をゲストスピーカに迎え、「海に囲まれた環境を健康に生かす」というテーマで今年度最後のミーティングを開催しました。
 海水プールでの運動を主とする海洋療法(タラソテラピー)と島踊りを活用した健康増進についての効果検証について、和泊町、奄美市、瀬戸内町及び与論町で体験した人々の健康指標の変化(効果)を説明しました。加えて、奄美特有の食材(ハンダマやトウガン、黒糖等)の健康への効果の研究結果(死亡やガンリスクの低下)も併せて説明され、離島生活の有用性を知ってもらうことで、ヘルス・ツーリズムなどの観光PRや生活習慣病予防に向けた取り組みについても講演しました。

 参加企業は、4社4名(組合法人、栄養管理サービス業、金融サービス業、小売業)で、参加者からは、一般的なプールで行う運動とタラソテラピーとの違いや効能、それに伴う効果や運動方法、また、奄美特有の食材についても、健康・長寿に関心があることから、熱心に質問が出ました。
 また、健康に関しては、百役の長である「お酒」も飲み方を考えるなど、様々な意見交換がなされ、楽しく活気ある有意義なミーティングとなりました。

 鹿児島大学南九州・南西諸島域イノベーションセンターは、地域に産学の出会いの場を創り、事業者と研究者をつなぐために、研究シーズや研究者情報の提供や交流の促進を図っています。



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(講師の嶽﨑特任教授)



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(発表の様子)



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(会場の様子)



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