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インターンシップ/キャリア実習について

[記事掲載日:25.04.01]

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タイプ別キャリア形成支援プログラムの違い

キャリア形成支援プログラムは目的別に大きく3つに分けられます。ここでは、特に本学で関わりの多い「タイプ2:キャリア実習」「タイプ3:インターンシップ」と、それに付随する「タイプ1:オープン・カンパニー」について解説します。それぞれの違いを理解し、目的に合ったプログラムを選びましょう。

参加のメリット

キャリア実習やインターンシップは参加することで、以下の大きなメリットが得られます。

・実際の現場に触れることで、自らの学問・研究の一層の理解に役立つ

・将来の職業選択に備えて、自らの適性・能力について実践的に考える機会となる

・将来の就職活動において志望業種・職種のスムーズな決定、さらには、就職後の職業への適応力を高めることにも繋がる 

タイプ1:オープン・カンパニー

目的:企業・官公庁自治体や業界に関する情報提供・PR

  • 期間:主に1日~数日間
  • 内容:業界セミナーや企業説明会、社員との交流会などが中心となります。
  • 特徴:就業体験を伴わないため、気軽に企業・業界に触れてみることから始めてみたい学生に適しています。
  • 対象:全学部研究科・全学年

タイプ2:キャリア教育【キャリア実習】

目的:働くことへの理解を深めるためのキャリア教育プログラム

  • 期間:授業・プログラムによる
  • 内容:将来の生き方や働き方について、学生自身が主体的に考え、自律的にキャリアを形成していくための「基盤となる能力や態度」を育むことを目的に実施される授業や企業が実施するプログラムです。
  • 特徴:特定の職種だけでなく、社会人として必要とされるチームワーク、コミュニケーション能力、論理的思考力などを集中的に養うことができます。
  • 対象:全学部研究科・全学年

タイプ3:インターンシップ

目的:就業体験を通じて、学生にとっては自らの能力の見極め、企業にとっては学生の評価材料取得

  • 期間:原則5日間以上
  • 内容:企業で実際に汎用的能力(コンピテンシー)や専門性の高い業務を体験し、社員の一員として働くことを通じて、業界や職種の理解を深めます。
  • 特徴:自分の能力を活かし実務体験を行うため、将来就きたい仕事や研究分野が定まっている学生に適しています。一定の条件を満たすことで、卒業後の採用活動と連携することが可能です。
  • 対象:学部3年・4年ないしは修士1年・2年の長期休暇期間 (だたし、正課科目として参加する場合にはこの限りではありません)

【重要】事前準備と保険加入について

事故や損害賠償に備え、事前に必ず障害保険と賠償保険に加入してください。個人で申し込む場合も、大学への申請で学生教育研究災害傷害保険および学研災付帯賠償責任保険が適用されることがあります。大学生協が販売する学生総合共済・賠償保険に加入している場合には、カバーされます。


キャリア実習・インターンシップの種類

1.キャリア形成支援センターが窓口となるプログラム

大学が主催し企業や地域の「課題解決」に特化し、サポート体制が整っているプログラムです。

かごしま課題解決キャリア実習(タイプ2)

  • 概要:鹿児島大学と県内の企業や自治体と学生が協力して課題解決に取り組む長期実習です。10日以上の期間を通じて就業意欲や課題解決能力の向上を目指します。
  • 対象:全学年・全学部
  • 申込時期:5~6月
  • 実施時期:8~9月
  • 備考:事前講座・事後講座の参加エントリーシート・誓約書の提出が必須です。

官公庁自治体・広域インターンシップ(タイプ2中心)

  • 概要:官公庁・地方自治体が実施するプログラムです。
  • 対象:原則全学年(学部指定がある場合もあります)
  • 申込時期:6~7月、12~1月
  • 実施時期:8~9月、2~3月
  • 備考:大学からの推薦者として実習者派遣を行うため、習日が重なる場合には併願できません。また、決定後は辞退はできません。覚書締結、誓約書、保険証書の提出が必要です。manabaの「キャリアサポート(各種情報)」からの申請が可能です。

1.操縦飛行体験 SKYCAMP(タイプ3)

  • 概要:鹿児島大学と日本航空グループが共同で実施するインターンシップです。地域航空の役割や航空原理を学び、実際に小型飛行機の操縦を行います。
  • 対象:学部3年生、5年生生、修士1年生
  • 申込時期:9月~10月
  • 実施時期:2月中旬~3月上旬の2週間
  • 定員:8名
  • 備考:航空身体検査で適合が必須条件です。応募者多数の場合には、適性検査・面談の内容を加味した一次選考を行います。参加した学生の中から、最大2名に対して、日本エアコミューターのパイロット候補生としての道筋を提案します。

2.SKYCAMP 1DAY ACADEMY(タイプ2)

  • 概要:日本エアコミューターに赴き、地域航空の役割、飛行の仕組みを現役のパイロットから学びます。さらに、インターンシップのSKYCAMPで使用している飛行機の見学や、パイロット体験ワークショップを行います。全2回開催
  • 対象:全学部研究科・全学年
  • 申込時期:7月~8月
  • 実施時期:9月
  • 定員:1回 30名
  • 備考:傷害保険・賠償保険の加入が必要です。大学から大型バスを利用し鹿児島空港に移動します。

2.個人で申し込むインターンシップ、キャリア実習情報

企業や官公庁自治体が直接公募する、インターンシップ(タイプ3)、キャリア実習(タイプ2)などです。

  • 概要:企業や団体の募集要項によります。
  • 対象:企業や団体の募集要項によります。
  • 申込方法:Kadaiなび から検索し、各自で申請してください。また他の就職情報サイトを活用することも推奨します。
  • 備考:大学に事前申請することで、学研災・学研陪傷害が適用されます。海外参加時は別途、海外旅行保険に加入してください。

3.学部・研究科独自のインターンシップ、キャリア実習

各学部や研究科が独自に実施するプログラムです。詳細は所属学部の担当窓口に確認してください。

単位申請についても所属学部にお尋ねください。


参加の心得と準備

実習の効果を最大化するために、以下の点を押さえておきましょう。

1.事前準備

  • 実習先の情報収集(沿革、理念、事業内容など)
  • 質問事項の整理
  • メモ帳・筆記用具の準備
  • 服装(リクルートスーツ推奨)
  • ルート・所要時間確認(下見を推奨します)
  • ビジネスマナー確認(敬語、挨拶、報告・連絡・相談など)

2.実習中に心がけること

  • 目的意識を持って積極的に参加する
  • 毎日振り返りを行い、日誌を付ける
  • 秘密保持を徹底する

3.実習後にすべきこと

大学や受入先の指示に従い、レポートの作成・提出を忘れずに行いましょう。

お礼状の送付、インターンシップ振り返り講座の参加予約も行いましょう。