キャリア形成支援

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理事(教育担当)ごあいさつ

[記事掲載日:24.03.28]

 日ごろより鹿児島大学の学生、大学院生の就職やキャリア形成につきましてご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

 鹿児島大学の起源は1773年創設の藩学造士館に遡りますが、明治の時代(1901年)に設立された第七高等学校造士館をはじめ各種の専門学校や師範学校等を統合し、昭和24(1949)年に新制国立大学として発足しました。令和元年には創立70周年の節目を迎え、この間11万人に及ぶ卒業者・修了者を輩出しています。
 鹿児島は独自の歴史と豊かな伝統を有し、わが国の変革と近代化を推進する過程において、困難に果敢に挑戦する人材を多く輩出してきました。鹿児島大学はその伝統と精神を受け継ぎ、「進取の気風」あふれる総合大学を目指して教育・研究および社会貢献に取り組んでいます。
 大学のこうした使命を果たすため、9学部、9大学院研究科における教育・研究の充実はもとより、平成29年設立の「総合教育機構」が全学に跨る教育と学生支援を所掌し、全ての鹿児島大学生を対象とした「共通教育」の実質化と高度化を図るとともに、各学部と協働して「学士の質保証と地域人材の育成(地域人材育成プラットフォーム等)」に取り組んでいます。同機構は「高等教育研究開発センター」、「共通教育センター」、「中等・高等教育接続センター(2023年再編)」、「キャリア形成支援センター(2020年発足)」、「グローバルセンター」、「稲盛アカデミー」からなります。
 こうした体制での学生支援により、全学年の学生を対象とした「課題解決型インターンシップ」が、 2021年「第4回学生が選ぶインターンシップアワード(同実行委員会主催、経済産業省・文部科学省等後援)において文部科学大臣賞を受賞しました。また2023年には日本経済新聞社と日経HRによる「企業の人事担当者から見た大学イメージ調査」において、就職力ランキング九州・沖縄地区第2位、大学の取り組みランキング全国1位を、さらに同年の日本経済新聞社「大学の地域貢献度調査」において学生・住民ランキング全国2位を獲得しました。
 未曾有のコロナ禍は学生生活やキャリア形成に様々な影響をもたらしましたが、こうした継続的・反復的な学生支援や、また何よりも学生自身による進取の気風あふれる高等教育環境下における取り組みに大方が関心を寄せてくださったことによるものと感謝しています。
 何卒、こうした大学生・大学院生の状況につきましてご理解の上、「進取の精神」の涵養叶った学生の就職活動や継続的なキャリア形成支援につきまして、なお一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。