【日時】 7月6日(土) 13:00~17:00 (入場無料)
【場所】 鹿児島大学 稲盛会館
【主催】 鹿児島大学 国際島嶼教育研究センター、鹿児島大学 学術情報基盤センター
【開催趣旨】
情報通信技術は、離島が抱える多様な課題を解決し、文化・地域・産業・教育・医療・福祉等の振興を図るための有効な手段と考えられています。
たとえば、インターネットに高速アクセスするための通信回線であるブロードバンドは、生活水準の向上、経済発展、行政の効率化・情報化に不可欠なものとされています。ブロードバンドが整備されることにより、物流を伴わないコンテンツ産業の振興や地域外に対するユニークな観光情報の発信、特産物のオンライン販売などが可能になります。また、映画・音楽・ニュース・気象情報などのコンテンツ配信やe-ラーニングによる多種多様な教育機会の提供などが行われて、文化・教育の分野での地域格差の解消を果たすことができます。
離島におけるブロードバンドの普及は未だ途上にあり、すべての離島住民が遍く情報通信技術の恩恵を受けられるわけではありません。しかし、多くの離島において整備が進みつつあり、先進的な情報通信技術の利活用の事例も見られるようになってきました。
本シンポジウムでは、離島における格差解消の切り札とされている情報通信技術がどのように離島で展開されてきて(過去)、どのように利活用されているのか(現在)、そして今後どのようなことが考えられるのか(未来)について概観し、情報通信技術による新しい島おこしの可能性について考察していきます。
【プログラム】
13:00 開会
13:05 基調講演
「離島の情報化は変革を生み出しているか」
横山正人 (長崎総合科学大学 環境・建築学部)
13:50 休憩
14:00 報告の流れについての説明
<報告>
14:05 クラウド・コンピューティングが離島を変える
三友仁志 (早稲田大学大学院 アジア太平洋研究科)
14:30 ゼロ地域からの脱却~最先端のブロードバンドアイランド
升屋正人 (鹿児島大学 学術情報基盤センター)
14:55 小休憩
15:00 教育情報化に向けた与論町とNTTグループとのトライアル
西田文比古(NTTラーニングシステムズ株式会社)
15:25 IT系企業で盛り上がる奄美大島の奇跡
勝眞一郎 (奄美市情報通信産業インキュベーションマネージャーサイバー大学 IT総合学部)
15:50 休憩
16:00 討論
17:00 閉会
【お問い合わせ】
〒890-8580 鹿児島市郡元1-21-24
鹿児島大学 国際島嶼教育研究センター
TEL: 099-285-7394
FAX: 099-285-6197
E-mail:shimaken@cpi.kagoshima-u.ac.jp
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