国際島嶼教育研究センター研究会を下記のとおり開催いたします。皆様方
多数のご参加をよろしくお願いいたします。
記
日時: 平成24年11月5日(月)16時30分から
場所: 総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室
講演: 弓削 政己(奄美市文化財保護審議会)
演題: 奄美群島の系図はなぜ焼き棄てられたという理解が始まったのか
-近世から近代の歴史と関連して-
【要旨】
系図が焼き棄てられたという理解は1800年代末の『奄美史談』からであった。
しかし、それを直接証明する史料はない。
実際は、焼き棄てられたといわれる系図は豊富に残っている。そのためそれ
らの系図を中心に分析をすると、この問題の核心は、琉球王時代からの島の役
人の身分を百姓にするということから起こっている事が理解できる。とともに、
系図は98%前後の奄美諸島の人々とは無縁な問題でもある。
ここでは、系図焼き棄ては存在しないことと、藩による系図差出が藩全体の
身分制度編成の問題であることを明らかにしたい。
しかし、この焼き棄て論が1世紀も続いていたことも、また「史実」である。
その背景をどう理解するかを奄美諸島史から把握する必要がある。
それは、今後の奄美諸島史研究の方法論を検討する重要なテーマの一つでも
ある。
* 研究会に引き続き懇親会(会費2,000円)を予定しております。準備の都合
上、事前のお申し込みが必要です。以下により11月1日(木)までに出欠をお
知らせくださるようよろしくお願いいたします。
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第133回研究会 出 欠 票
氏 名:
所 属:
研究会: 出席 欠席 (いずれかに○印)
懇親会: 出席 欠席 (いずれかに○印)
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