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緊急事態宣言を踏まえた本学への臨時休業の要請について(学長メッセージ)

各 位
 
緊急事態宣言を踏まえた本学への臨時休業の要請について
(学長メッセージ)
 
 今回の新型コロナウイルス感染は、日本においても、感染者が急増し、「 緊急事態宣言」の対象地域を全国に拡大し、鹿児島県からの「緊急事態宣言」を踏まえ、本学に対して、4月22日(水)から5月6日(水)まで臨時休業の要請がありました。
 
 鹿児島県における新型コロナウイルス感染拡大に備え、本学における業務継続の確保及び政府からの「出勤者7割削減を実現するための要請」に対応するため、本学においては、4月16日付けで「新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う教職員のテレワークの実施について」通知を行い、教職員の「テレワーク」による勤務を可能としました。
 
 しかし、大学機能を維持する等のため、大学に出勤しなければならない教職員もおられます。
 そのような方々は、それぞれのお立場で感染への対策を万全にとられ、関係者間で Web 会議を活用するなどして連絡をとり、互いに協力をしながら業務を遂行していただきますよう、よろしくお願いいたします。 
 
 現在の段階では、大学閉鎖までは行いませんが、本学としては、学生、教職員及び学外者の方々がキャンパスに立ち寄る機会もできるだけ少なくしたいと考えております。
 
 授業については、4月20日(月)から5月5日(火)まで原則として「遠隔授業」にて実施することとしましたが、今回の臨時休業の要請を踏まえ、遠隔授業による科目のみの開講とし、対面授業によるものは開講しないこととしました。
教員の皆さんにおいては、より充実した遠隔授業が実施できるようにしっかりと準備をしていただきますようお願いいたします。
 
 研究活動については、現在進行中の実験・研究を継続するために必要最小限の研究室関係者に限り研究室に立ち入ることとし、それ以外の研究室関係者は自宅での作業を行うこととしましたので、ご協力いただきますようお願いします。
 
 このように教育研究活動については、Web の活用等により在宅における活動を進めていただきたいと思います。
 
 鹿児島大学の役割には教育・研究に加え、診療もあります。
 鹿児島大学病院は地域の中核的医療機関として機能しており、今回の新型コロナウイルス感染患者の受入れ体制等を含め、病院長をはじめとして多くの病院関係の皆さんには、 日々不安を持ちながら従事されていることと思います。これらの努力に改めて感謝申し上げます。
 なお、病院の業務に従事される方々につきましては、上記の教育研究活動等の制限はおこないません。
 
 都市部からの人の移動等によりクラスターが各地で発生し、感染拡大の傾向がみられることから、地域の流行を抑制し、特にゴールデンウイークにおける人の移動を最小化する観点から、緊急事態宣言の対象地域を全国に拡大することとしております。
 その趣旨をご理解いただき、皆さんやその周りにおられる方々の命と健康を守るべく慎重な行動を取るよう改めてお願いいたします。
  1.  連休等を利用して帰省や旅行( 国内、海外ともに)など現在の居住地域を越えて移動を行わないこと
  2.  いわゆる3密( 密閉、密集、密接) を避け、自分や他者への感染リスクを最小限にとどめるための行動をすること
  3.  不特定多数者、特に子供、高齢者との接触を避け、感染のフォローアップが困難になるような行動を避けること
 
 今後も必要な情報は、随時本学ホームページにてお知らせしますので、必ず定期的にご確認ください。
 
 今回の新型コロナウイルス感染の危機を乗り越えるため、学生及び教職員の皆さまのご理解、 ご協力をいただくよう、よろしくお願い申し上げます。
 
  令和2年4月21日
 国立大学法人 鹿児島大学長
佐野 輝